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Battle Cries

最近まで全く知らなかったクリスチャンメタルの系譜に連なるバンドのデビュー作。1992年リリースという事ですがグランジからの影響もなく80年代後期のメインストリーム寄りなハードサウンドを展開。クリスチャンロック系ではありますが、FMとか、WINGER、後期SCORPIONS、GIANTあたりを想起させるような音楽性を披露しており、癖のない楽曲とサウンドメイクを引っ提げワールドワイドな感性で勝負を仕掛けています。硬軟交えたハツラツとしたハードサウンド、④みたいなバラードではロビン・マッコリー風の歌声を披露したりと、押しの強いメロディアスロックが楽しめますね。
もっと哀愁の強いマイナーサウンドの方が好みの方もいるでしょうが、アメリカのバンドらしい、いい意味での泥臭さが音楽性に投影されており、適度に厚みを持たせたコーワスワークと出過ぎないが、存在感のあるギターなど、演者の美味しさも殺していないバンドサウンドに、裏方チームの適切なアドバイス&スタジオワークがあったんだろうなぁと感心させられます。

まだまだ知らないクリスチャンロック系、このバンド以外にも最近20は知ったので、チェックするのは大変ですが、今作リリース後、バンドはシンガーが変ったとか、このバンドに関係したバンドも追いたいので、本当に贅沢な悩みに苦労しております。恐るべしサブスクリプションサービス。知識があれば9割はカバー出来ますね。

失恋船長 ★★★ (2022-08-14 17:10:06)


Running All My Life / Battle Cries
アメリカン・ロックらしいヴァースから始まって、
哀愁が滲むコーラス~ブリッジにかけて
盛り上がっていくタイプの楽曲が多い本編にあって、
この曲は冒頭から哀愁と泣きに満ち溢れています。
でまた、哀愁を増幅するクラウス・マイネ似の
声質のシンガーの熱唱が大変素晴らしいのですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-01-29 22:20:15)


Battle Cries

LAを拠点に活動していたツインG編成の5人組が、プロデューサーにディノ&ジョンのエレファンテ兄弟、ミキサーにニール・カーノンを迎えて'92年に発表したデビュー作。
所属レーベルはPAKADERM、歌詞はバリバリのジーザス・クライスト賛歌・・・とくれば明らかな通りのクリスチャン・メタル・バンドで、演っているサウンドも、STRYPERが切り開いたメロディとハーモニーを最重要視するメロディック・ロック。グランジ/オルタナ旋風吹き荒れる当時のアメリカでは既に時代遅れ扱いされてた音ですが、クリスチャン・ミュージック・シーンという一種の特殊空間が、こうした80年代風味満点のサウンドを生き延びさせてくれたわけですね。
流石にSTRYPERほどの神々しさは備わっていませんけど、このバンドはとにかくサビメロ作りが上手い。例えばOPナンバー①なんて、ヴァースは土の薫りさえ漂って来そうな感じなのに、コーラス・パートからブリッジにかけてはぐっと哀愁が滲み、美麗なハーモニーと強力なフックに彩られたメロディが高いヒット・ポテンシャルを感じさせてくれる仕上がり。比較対象にクラウス・マイネが挙げられているシンガーの歌唱に聴き惚れる憂愁のバラード④は、取り分けインパクトを放つ名曲ですよ。
輸入盤市場での好評を受けて後にアルファから国内盤がリリースされたのも、このクオリティなら当然の話よな!な1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-01-28 23:13:32)