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BURNING OATH (2012年)
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BURNING OATH
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解説 - BURNING OATH
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2012-11-01 17:51:12)

レーベルの移籍や本間大嗣氏の離脱を乗り越え製作された入魂の力作。今のアンセムを濃密に伝える一枚ですね。メロディアスなアレンジも今まで以上に冴え渡りアンセムらしさとの融合を高次元で果たしています。KEYの高浜祐輔を活躍させ奥行きを持たせている点も熟練バンドの技、あのロイZをミキシングに迎え巧みに仕上げあざとさなく従来のパワフルさも維持している、メロディアスな方向へ舵を切り間口を広げているが、これぞアンセム流を貫き求心力を失っていないサウンドメイクに改めてひれ伏しましたね。シングルカットされた王道を行く①や個人的にはこちらの方がシングル向けではと思う泣きながら甘いメロディが強く抱きしめてくれる②、新レーベルへの挨拶をすませ、序章的な③を挟み④からまた新しいアルバムが幕を開けると感じさせる構成が憎い。あくまでも攻撃的だがキャッチーなメロディが嫌味なく溶け込み迎合しすぎない茨の道を突き進むアンセムならではの正統派メタルサウンドに尊敬の念すら抱きます。個人的には今作のようなドラマ性が高くふり幅の大きいダイナミックでメロディアスなサウンドを聴き一瞬、森川で聴きたいと思っていしまったのが印象的でした。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2012-11-25 00:11:33)

不動のメンバー(再結成以降)の一角にヒビが入ってしまったものの、それをモノともせずにハイクオリティな作品を提示してみせたANTHEMの胆力にまず感服。
UNIVERSAL RECORDSへの移籍や、プロデューサーにロイ・Zを招聘する等、よりワールドワイドな活動を見据えてアルバム作りが進められた・・・と小耳に挟んだので、「じゃあ、日本的な(歌謡曲的な)メロディの減少傾向が更に加速してんだろうなぁ」と、残念に思いながら本作を聴いてみてビックリ。まるで何かが吹っ切れたようにその手のメロディがそこかしこで噴出しているじゃありませんか。坂本英三(Vo)はこのタイプのメロディを歌ってこそ輝くと信じて疑わない身としては嬉しい限りですよ。
特に、ゲスト参加の高浜裕輔(!)のKeyプレイが華を添える、昭和の特撮ヒーローばりの哀愁を背負った“UNBROKEN SIGN”、“OVERTURE”から劇的に展開する“ON AND ON”、力強く重厚に盛り上がっていく“GET AWAY”といった逸曲が連続する本編前半の充実っぷりは、過去の名作群にも比肩し得るレベル。
無論、メロディアスだからといってANTHEMならではのパワー感は微塵も損なわれておらず、ロイ・Z謹製の密度の濃い音作りの下、屈強なGリフが刻まれる先行シングル曲“EVIL ONE”や、ラストをタイトに締め括る“DANCE ALONE”は、坂本の熱い歌声、清水昭夫のシャープでメロディックなGワーク、柴田直人とヘルプ参加の田丸勇の屈強なるリズム隊とが火の玉となって突っ走る、アグレッシブ且つキャッチーなANTHEM印の名曲。
長々と書いてしまいましたが、まぁ要するに全編捨て曲なしの名盤っつーことですね。本作を聴きながら、本間さんの一日も早いご復帰をご祈念申し上げます。




3. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2012-11-30 01:48:20)

 仕事が忙しくかったため、つい先日、やっと購入した。
 誤解を恐れずに書くが、再結成以後の諸作品の中で本作が一番好きだ(「他のが実はイマイチだった」とか言いたいわけじゃないんですよ)。
 ふところの深いバンドが自由にやると、こんなに凄いものになるのかと感じ入ってしまった。このアルバムは全く隙のない素晴らしい作品である。
 冒頭から魅力的な楽曲が並び、気づくと全編聴き通している。スピーディーな楽曲が多いことが、また良い。
 清水さんのギターは、相変わらずツボにはまるメロディが次から次へと繰り出され、本当に組立や構成が芸術的なのだが、今回はどこかが一二本プッツリ切れたかのような狂気まではらみ、格好良いことこの上ない。坂本さんについては「調子が悪かったのでレコーディングに苦労した」、とB!誌のインタヴューで柴田さんが言っていたが、調子の悪さなど微塵も感じさせぬ熱唱ぶりだ。
 本間さんが一時休養となってしまったのは残念だが、ヘルプの田丸さんはとても良い仕事をしていると思う。
 繰り返すが、このアルバムは本当に素晴らしい。全曲が名曲。曲順も考え抜かれており、何度聴いても飽きない。傑作である。




4. 銘菓ひよこ (2014-05-09 23:22:38)

本作を表現するなら「安定したマンネリ」だと思う。
ファンには、これこそが、たまらないのだろうが、英三が脱退、再び森川を入れた今になって
こういう発言をするのは反則かもしれないけど、英三の今の歌唱法でやるべきことは全てやり尽くした
ってことだろう。
昔を懐かしむのは良くないが、BOUND TO BREAKの歌唱法の発展、ってのは出来なかったのかね?
ANIMETALでは、この歌唱法で成功したから、これで良し、としたのか。
でも、再結成してから10年以上は経ってるわけで、そこそこの作品群を残したし、結果良かったって
ことで。




5. 正直者 ★★★ (2018-12-03 18:00:10)

交通事故の怪我を完治していないドラムの本間は遂にバンドを去った。柴田と蜜月の関係と思われていた本間の離脱は予想外の出来事であり、とうとう内紛劇の始まりなのかと勝手ながら危惧したものです。
今まで以上にバラエティに富んだ内容は、経験豊富なオジ様達の大人げなさを感じさせるもので、ベテランならではの巧さを深く堪能出来る。拘りぬいた楽曲の完成度の高さ、多彩な楽曲の中に流れるアンセム魂とメタリックなエナジー、充実度ならここ2作を遥かに上回る出来栄えだ。ブルージーさを漂わせは⑦は新たなるアイコンとなろう。




6. YG ★★★ (2023-07-03 22:03:42)

メタルの良心と呼ばれるアンセム。昔からメロディにこだわりのあるバンドだと思っていたが、今回はそこまでやるかというくらい振り切っている。不器用だが熱い英三さんらしい歌声、飛翔するメロディと躍動感はアンセムらしさを貫きながらチャレンジ精神を忘れていない。鍵盤やストリングアレンジも斬新、ロイZの器用もハマりましたね。


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