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THE BIRTH OF DEATH
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解説 - THE BIRTH OF DEATH
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-09-24 22:12:24)

2004年発表の2nd。

本編に期待しつつ、オープニングのメロウなアルペジオを聴いていると…突然雷の至近弾を喰らったかの如き、痛烈なドラムの一撃が!!…びっくりした、というか耳が痛いんですが(笑)。その後プリミティブブラック的なノイジーさを伴うギターリフが入ってくると、大分音のバランスはマシになりますが…やっぱり金物が地味に耳に痛い。この時点で、聴き手を選別している気すらします(苦笑)。

そんな訳で音作りは結構辛口なんですが、楽曲自体はブラックメタルとしてかなり良質なんですよね。例えば1曲目で言うと2分半くらいのリフなんかがそうですが、印象的なフレーズをトレモロリフに乗せるセンスに於いては、北欧の黎明期のバンド達にも劣らないとすら思いますもん。5曲目のリフとか、一部MAYHEMっぽい不穏さでかなり良いですし。民族調のアコギパートがあったり、土着的な暗黒性が色濃く感じられるのも高ポイント。やってる事は(やや粗いながら)ブラックの王道ですが、「ジェネリック」との批判を躱せるだけの質の高さがあるように思います。

オランダのバンドながら、初期のMAYHEMやGORGOROTHだったり、黎明期の北欧ブラックの空気感を上手く受け継いでいるように思います。Rawな音に耐性がない人には若干キツい音作りですけど、楽曲そのものがなかなかに良く、お勧めです。



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