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OBLIVION (2011年)
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OBLIVION
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解説 - OBLIVION
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-09-17 22:26:42)

2011年発表の2nd。

これはかなりレベル高いですね。デスラッシュ由来の突進力とメロディアスながらギラついたギターワークを軸に据え、ブラックメタル的な甘美な邪悪さを秘めたメロディ、デスメタル的なダイレクトなブルータリティと、エクストリームメタルの各ジャンルの良い所を上手く合わせたかのような、質の高い作品で、ちょっと前のトイズファクトリーなんかが聴いたらすぐにでも日本盤をリリースしそうな感じの、メジャー感のある音。所々で聴ける寒々しいトレモロに顕著ですが、メジャー感ありつつもブラックの甘美さも備えてるのが個人的にはツボ。4曲目の中盤のリフとか完全にEMPERORに影響を受けてそうだし。

エクストリームメタルとしては間違いなく一級品で、プロダクションも一聴してクリアかつヘヴィな、クオリティの高い音に聞こえはするんですが…実はこのプロダクションが一番の欠点かもしれません。ツーバスを使ったフレーズも多いんですが、バスドラムの音が腹に響くような低音ではなく、やたらビキビキした甲高い音で耳障りな無粋なものになっていて、はっきり言って台無しも良い所。この音のせいで、「暴虐」「激烈」といった単語よりも「うるさい」という言葉が先に浮かんで来てしまうんですよね…ここが改善されれば、間違いなく☆3つ付けるんですが。

まあ、そこ以外は特に文句のない、バランスの良いエクストリームメタルなので、十分にお勧めできる出来ではあるんですけどね。ブラック関連のレーベルでは、デス色の強いブラックを数多くリリースしてる、同郷のXtreem Music発の作品を追っている人などは特にグッと来そうです。



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