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Below the Ever Setting Sun (Usher-to-the-ETHER)


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Below the Ever Setting Sun

2010年発表の5曲入りEP。

WOODS OF DESOLATION、AUSTERE、GERMなど、鬱ブラック好きには知名度の高いバンドの関連メンバーによるプロジェクトですが、こちらはブラックメタル的な要素は殆どなく、メランコリックなメロディを大フィーチャーした鬱っ気のあるロックで、ヴォーカルもマイルドなクリーン。一般的なロックよりやや強めな歪みのギターと、そこに込められた哀愁深いメロディが鬱ブラックの出自を感じさせます。

流石に鬱ブラックで名を馳せたメンバーがやっているだけあって、ムードの醸し出し方のセンスは一級品。個人的にはOPETHの「Damnation」やGREEN CARNATIONの「The Acoustic Verses」アルバムの雰囲気を、ディストーション強めなギターによるアプローチでやっているような印象。ただこの2作に比べると、雰囲気の演出力は肉薄しているものの、ヴォーカルが若干喉締め気味なのがちょっと惜しいんですよね…。Mikaelくらいクリーンに人を酔わす力があると尚良かった。

EPを一枚出したのみで活動を停止した、短命に終わったプロジェクトですが、個人的にはこの路線かなり良いと思うんですよね…。雰囲気自体は関連バンドのGERMなんか近いものを持ってますけど、こちらはよりメタル離れし、メランコリーに特化した作風という感じなので、活動を停止してしまったのが惜しいです。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-08-26 23:23:22)