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REVELATION'S HAMMER
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解説 - REVELATION'S HAMMER
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-08-01 22:43:24)

2013年発表の1st。

ドラムにサポートを入れているものの、基本はACCUSER氏による独りブラック。独りブラックとしては珍しく、鬱系やポスト系などの作り手の自意識と作品の魅力が直結するようなタイプではなく、WATAINやDISSECTION辺りが引き合いに出される、バンド然としたややメロディックなブラック。音質や楽曲のメリハリの付け方など、エクストリームメタルとしてもかなり質の高い音で、自己満足っぽさは全く感じられないです。

実はこのアルバムを買ったきっかけは、店頭での解説文に上記のバンドに加えて、EMPERORが引き合いに出されてたからなんですよね。WATAIN系のドス黒い系のメロブラで、EMPERORとは珍しい…と。で、実際に聴いてみた印象としては、強ち誇張でもないかな…と思います。例えば一曲目の2分30秒くらいのパートを始めとして、「Anthems」期のEMPERORに近いような、神秘性を帯びたリフが、ちょくちょく聴けたりします。

ただ、シンフォニックな要素は全く無いので、比率で言えばWATAINやDISSECTIONが9、EMPERORが1くらいの分量だと思います。こうした強力に耳を惹く部分がありつつ、上記メロブラバンドのような邪悪トレモロと、時々ノリの良いオールドスクールさも交えた、やや長尺ながら飽きさせない展開の上手さも備えてるので、新進気鋭のブラックメタルバンドの中でも抜けたクオリティの高さを実現出来てるように思うんですよね。

店のコメントを信じて買いましたが、これは大正解でしたね。クオリティが高くても、同じような音になってしまいがちなジャンルの中で、「おおっ」と思わせるものがあるのが素晴らしいです。その上でしっかり質も高いという。これは買いですよ。



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