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A CRIMINAL AESTEETICS ギター犯罪美学
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A CRIMINAL AESTEETICS ギター犯罪美学
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解説 - A CRIMINAL AESTEETICS ギター犯罪美学
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2021-06-24 01:12:18)

元FENCE OF DEFENCEのギタリスト北島健二が、逝去の報がニュースでも取り上げられた村上秀一、T-SQUAREの和泉宏隆、MARIAHのメンバーら多数のゲストを迎えてレコーディング、'81年に発表した2枚目のソロ・アルバム(1stソロも同年リリースというワーカホリックぶり)。ちなみに前作『反逆のギター戦士』には盟友・織田哲郎がゲストVoとして参加していましたが、本作では北島自らがVoを担当しています。
購入当時は、この人のジャンルを横断する多彩なセッション・ワークをまるで知らず、単純に「メタル・クイーン時代の浜田麻里のバックでギターを弾いてた人」としか認識してなかったため、本作に関してもてっきりバリバリにヘヴィ・メタリックな作風を想像&期待していたのですが、さに非ず。ジェフ・ベック辺りを彷彿とさせるGが軽快に踊るOPナンバー①から早くも明らかな通り、ここで披露されているのは70年代ロックへのリスペクトを感じさせるHRサウンド。北島のGプレイも十分にテクニカルでありつつ、速弾きの誇示よりもギターに感情を乗せて「歌わせる」ことを重視している印象です。
取り分け圧巻なのが11分以上に及ぶ大作⑦。和泉宏隆が奏でるピアノの援護を得て徐々に曲展開を盛り上げていき、クライマックスでは感情昂るままに弾きまくるGプレイが涙ちょちょ切れる程にエモーショナル。この曲だけでアルバム購入代金の元が回収できてしまうレベルの名曲&名演ですよ…と書くと他の曲が大したことないように取られかねないのですが、そんなことはない。③⑧のようなGがしみじみと泣く楽曲にグッときます。
1stソロ『ZODIAC 反逆のギター戦士』と併せてお楽しみ頂きたい1枚。



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