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AS LIFE DISAPPEARS
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解説 - AS LIFE DISAPPEARS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-06-19 22:58:17)

2011年発表の4曲入りEP。
と言っても1曲が長めで、約30分とEPとしてはボリュームは割と多めですね。

関連バンドに名うての鬱ブラックバンドが名を連ねていることからも分かる通り、このバンドもその流れを汲む作風ですね。遅めのテンポとノイジーな音作りで精神を侵食しようとする構成、ガラガラに歪み切り、凄みを感じさせるがなり声を聴かせるヴォーカルと、鬱ブラックの様式を踏襲した音で、ノスタルジー通り越して絶望感すら漂っている感じ。

ただこの作品、絶望感だけでなく、ポストブラックのバンドが持つような神秘性や儚さも同時に感じさせるんですよね。例えば敢えて歪みの少ない音でトレモロを奏で、鈴の音のような非日常性を感じさせる音色を演出したり、若干ブルージーに感じるような渋めのメロディがあったり、メロウさを演出するのにかなり工夫している印象。このトレモロとアルペジオの組み合わせがなかなか神秘的で良い感じです。

鬱系ですけど、自己満足的なマニアックさはあまり無く、神秘的で非日常的な世界観を上手く演出出来ている作品。この手が好きであれば買っても損はないかと。



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