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NOKTURNAL HELLSTORM (2012年)
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NOKTURNAL HELLSTORM
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解説 - NOKTURNAL HELLSTORM
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-05-10 11:46:30)

2012年発表の1st。

ぶっちゃけDan Lilker氏のバンドと言う事は全く知らずに購入したんですが、これが古今東西のアンダーグラウンドなブラックメタルの良い所を集めたような作風でかなり素晴らしいです。1曲目の「Naan Kadavul」からRawブラックを基本に、北欧産バンド以上に北欧っぽい、邪悪さと土着性、叙情性を高いレベルで備えた美メロを聴かせるキラーチューンの時点で掴みはオッケー。

続く2曲目「Vile Entropy」もアトモスフェリックブラック的な空間キーと、澱んだメロディのトレモロがアングラな叙情性を醸し出す佳曲ですし、寂寥感の強いムードでヴォーカルの狂性も浮き彫りになる「Eternal Wastland」は鬱系に近い耳触り。シャーシャーしたノイズと空間的キー、叙情トレモロで塗り潰すような「Ancient Spirits Call」は2曲目とは若干異なるアトモスフェリックさ、オールドスクールな中に邪悪トレモロを織り込んだ「The Trial」もなかなかの良曲…と、収録された楽曲はかなりバラエティ豊か。

但し、プロダクションはギター・ドラム共にシャリシャリした質感のあるもので、Rawブラックとしての旨みはあるものの一般的なエクストリームメタルの価値観とはやや異なるものですし、ヴォーカルは歌詞が全く聞き取れないほどぶっ壊れている訳ではないものの、裏返り気味に感情過多に叫び散らすスタイルで鬱テイストの強い声ですし、デス好きに受けるかどうかはやや疑問かも。ブラックメタルのRawさや邪悪さに少しでも共感を覚えてるなら余裕でオススメできますが。

実はこれ、新品で格安で投げ売られてたのを例によってサルベージしてきたんですが、これはフルプライスで買っても割に合うアルバムだと思います。アングラなブラックとして筋を通してる作品。



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