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読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

重松清の「半パンデイズ」を読了。
東京から港町(多分広島県)に小学生に上がる直前に引越してきたヒロシ。
9章に分けて小学校卒業寸前迄が描かれています。
前半はまあまあな感じかな?重松清にしては凡作かな?と読み進めていましたが、後半吉野君との絡みが多くなるにつれて、やっぱり重松清って良いなと思いました。
青春が始まる前の小学生時代だって色々有るよなと。
私自身のその頃の事なんてかなり記憶薄れてますがね。

めたる慶昭 (2022-02-04 18:15:50)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

宇江佐真理の「名もなき日々を(髪結い伊三次捕物余話シリーズ)」を読了。
何回か読み直してますが、三省院様御手留という話しで伊三次の息子伊与太が伊三次の上司(同心)の娘で幼馴染の茜に久しぶりに出会い(さる藩の上屋敷に奉公してたがトラブルを起こし下屋敷に鞍替えとなった)思わず「頑張れお嬢」と叫ぶ下りは何度読んでも泣けてしまいます。
身分は違えどお互い幼い頃から知っており、男女というにはまだいかないが純粋にお互い相手を思いやる心に胸を打たれます。
直木賞は取っていませんが時代小説作家としてナンバー1で間違いありません!
直木賞作家の北原亞以子も嫌いではないですが、亡くなって9年経つ今本屋にはもうほとんど並んでませんが、亡くなって7年経つ宇江佐真理は未だに並んでます。(北原亞以子は没後7年の頃はもう並んでなかった)
直木賞は受賞していなくてもそれだけ人の心の琴線に触れる作品を書いた作家である証拠だと思います!

めたる慶昭 (2022-01-28 01:42:38)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

内田康夫の「十三の冥府」を読了。
青森県を舞台に津軽地方に大和朝廷より更に古い王朝が有ったという当時実際にも話題になった問題を取り上げ、浅見光彦シリーズ最大の13人も死ぬ(殺人以外にも色々)500ページの力作でした。
事件を追いながらも伝説の言及が良く取材してるなあと感心する程詳しく(他の作品もそうであるものが多い)
中身が濃かったよ!

めたる慶昭 (2022-01-25 07:39:23)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

ブックオフで購入。
「パンプルムース氏のおすすめ料理」マイケルボンド
初めての作者です。(創元推理文庫)
「なきむし姫」重松清
外れは無いでしょう。
「ヴァイオリン職人の探求と推理」ポールアダム
初めての作者です。(創元推理文庫)
「日本橋本石町やさぐれ長屋」宇江佐真理
まだまだ未読有りますが、この方も外れ無し。
「琵琶湖就航殺人歌」内田康夫
浅見光彦シリーズも今まで10冊ちょっと外れ無し。

めたる慶昭 (2022-01-21 14:32:06)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

宇江佐真理の「為吉 北町奉行所物語」を読了。
安心して読める宇江佐真理の作品ですが、今回も期待通りでした。
大店の息子だった為吉が火事で家族を失い、叔母夫婦に育てられ、ある縁から奉行所の中間となっている所から始まります。
途中他の人に焦点を当てた話しが幾つか挟まれ、後半では岡っ引きの娘と一緒になり、下っ引きになりますが最終話で少し後味悪い話が有ります。
此処はケチの付け所でしょうが、著者最晩年の作品であり、筋立てが確かなので違和感は無く、世の中厳しいと改めて思わされる次第です。

めたる慶昭 (2022-01-10 21:23:35)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

パーネルホールの「脚本家はしんどい」を読了。
これも傑作です。
遂にスタンリーの脚本が映画になる!
タイトルは「カラテマスター復讐のマンハッタン」
これとても最初のオリジナルからは全然題材から違うプロデューサーの言いなりの脚本だが、その後主演の若いチビの俳優に好き勝手にセリフを変えられまくり、スタンリーの心はズタズタ。
おまけに殺人事件まで起きてしまう。
日本でも駆け出しの脚本家と辣腕プロデューサーの関係ってこんな関係なのかな?
イヤイヤアメリカならではじゃないかな。
何度も読んでいるのに、セリフ回しが面白くついついクスクスしながら読んでしまいます。
本当にスタンリーヘイスティングスシリーズには外れが有りません!
寧ろ大当たりばかりと言っては褒め過ぎかな?
でも私にはそう映るんですよ。

めたる慶昭 (2022-01-06 23:27:11)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

宇江佐真理の髪結伊佐次シリーズ「明日の事は知らず」を読了。
中でもあやめ供養が秀逸です。
伊佐次が昔掏摸だった直次郎と再開し、花屋として真面目に暮らしてる事を知る。掏摸をやめるきっかけになった女と一緒になり子供も居る。
一転、伊佐次も世話になっている医者の母が急死し、他殺の疑いが有り、医者は近頃出入りの花屋が怪しいと。
普通の作家なら此処で直次郎は前歴があれだからと冷徹に考えるか、足を洗ったんだからと信じきるかどちらかでしょう。
でも伊佐次は信じたいが前歴があれだから信じきれない葛藤に悩みます。
この描写は宇江佐真理にしか出来ない芸当だと思います。
その後使用人が犯人と分かり、医者は無実の者を疑って伊佐次を困らせたお詫びに何かしたいと言い、伊佐次は弟子の九兵衛に廻り髪結用の台箱作成を頼む。
この欲の無さと弟子思いも伊佐次らしく、珠玉の1遍となりました!

めたる慶昭 (2021-12-27 06:13:44)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

横溝正史の「悪魔が来りて笛を吹く」を読了。
学生時代か20代の頃に読んだと思うのですが、ほぼ記憶に無く、初読み同様でした。
流石に横溝正史作品の中でも屈指の作品と言われるだけ有って、最初から最後までハラハラドキドキさせる展開で文句無く楽しめました。
昔の貴族が戦後没落していく中の一例として、椿子爵とその周りの家族が取り上げられ、最後は意外な人物が数奇な人生を送った事から連続殺人を犯した事が判明します。
戦後間もない時代が舞台ですが、古臭さを感じながらも筋立ての上手さに惹き込まれますよ。

めたる慶昭 (2021-12-16 20:56:11)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

内田康夫の「姫島殺人事件」を読了。
大分県の国東半島の先に浮かぶ島が舞台です。
今回浅見光彦は女子大生と女子中学生と絡み、女子大生は結婚か?と匂わせ、女子中学生は被害者の娘という事で力になってあげています。
2つの殺人事件の犯人は珍しく別々ですが、互いに関連していて読み応え有りましたよ。

めたる慶昭 (2021-12-02 22:41:16)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

パーネルホールの「パズルレディと赤いニシン」を読了。
シリーズ2作目は前作を上回る会心の出来ですよ。
富豪が亡くなり遺産はパズルを解いた者へ譲る、立会人にパズルレディを指名するという遺書が発表されてからの殺人2件、未遂1件と事件が次々に起こり、コーラとシェリーの叔母姪コンビがまたもや事件を解決という話しです。
筋立てが抜群で最後まで犯人も解らず展開もワクワクドキドキします!

めたる慶昭 (2021-11-28 22:26:10)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

宇江佐真理の「髪結い伊佐次捕物控えシリーズ月は誰のもの」を読了。
シリーズ唯一の番外編で「我言挙げす」から「今日を刻む時計」で10年すっ飛ばした穴埋め的な存在です。
火事で焼け出された伊佐次一家がお文伊与太母子と伊佐次に分かれて暮らし、その間お文は実父と偶然知り合い情けを受けて新しい家の目処を立てたり、伊佐次は飲み屋の女主人に仄かな恋心を持ったり、不破龍之進はかつて本所の悪童の首領と仲良くなったりと様々なエピソードが散りばめられ、そこに有る店への放火殺人事件の探索も絡むという270ページの長編ならではの筋立てです。
人情の機微とはこういう事という理想的な例がこのシリーズですが、番外編として楽しく読めました。

めたる慶昭 (2021-11-22 22:44:54)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

シャーロットマクラウドの「フクロウが多すぎる」を読了。
バラクラヴァ農業大学の恒例行事フクロウ数え会で殺人が起き、シャンディ教授が解決するのですが、今回はスヴェンソン学長が危機一髪の所を救う大活躍で存在感出してます。
犯人は比較的見当付けやすかったですが、仲間の教授が多額の遺産の使い道でそもそも事件の原因を作りますが、本人も大活躍するので胸がスカッとする秀作ですよ。

めたる慶昭 (2021-11-20 07:55:26)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

BOOK・OFFにて5冊購入。
「悪魔が来りて笛を吹く」横溝正史
大昔に読んだかもですが記憶無いので。
「強父論」阿川佐和子
亡くなった父親役への回顧録。
「為吉」宇江佐真理
久々に髪結い伊佐次以外の物、彼女の著作に外れ無し。
「十三の冥府」内田康夫
浅田光彦シリーズ面白いので10冊で区切って次の作家に移ろうと思ったけど撤回して11冊目です。
「半パンデイズ」重松清
彼の著作にも今の所外れ無し。

めたる慶昭 (2021-11-19 18:24:09)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

ねじめ正一の「長嶋少年」を読了。
長嶋の大ファンであるねじめがどんなストーリーを作ったのか興味津々でしたが、流石ねじめ、5年生のノブオを見事に描き、友達や家族との関係性も興味深く書いています。
中でも途中から野球部の顧問となる先生が立教大学で長嶋の一年先輩で一緒に駆けっこして負けたという設定が秀逸でした。
私も長嶋が巨人に入団した年に生まれ、アンチ巨人で中日ファンでしたが、長嶋と王だけは好きで、王は小学生の時に同じ町内(東京都目黒区中根2丁目18番地まで一緒凄いでしょ)に引越して来ました。
756号打った時はサイン欲しい人が18番地を半周するくらい並んでましたよ。家の前も列が有りましたね。
私自身はサイン持ってませんがね。

めたる慶昭 (2021-11-09 21:32:55)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

金子成人の「付き添い屋六平太天狗の巻」を読了です。
このシリーズ今まで紹介してなかったけど好きなんですよ。
浪人の六平太が用心棒みたいな付き添い屋を始めて口入れ屋からいつ誰に付き添ってと仕事を貰いながら生きてるのですが、様々な展開が有って飽きません。
この巻では暫く行方知れずだった女が見つかりどうやらよりを戻す事を暗示して終了しています。
髪結い伊三次シリーズよりは下だけど、立場茶屋おりきシリーズよりは上ですな。

めたる慶昭 (2021-11-05 22:59:17)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

パーネルホールの「パズルレディの名推理」を読了。
4〜5回目ですが、流石パーネルこのパズルレディシリーズも良い作品に仕上げてます。
パズルレディとして有名なおばさんと実は本当のパズルレディである姪っ子のコンビがパズルを解きながら殺人事件の謎を解く話しで、おばさんの方のコーラフェルトンのキャラが面白い!

めたる慶昭 (2021-11-02 23:12:56)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

田辺聖子の「人生はだましだまし」を読了。
田辺聖子は亡母の本棚から何冊か読んで気に入り時折読む作家です。
と言っても小説は恋愛ものが多く、あの顔で書いたのかと思うと吹き出してしまい(失礼)エッセイの方を主に読みます。
本作は70代半ばに書かれた様で、人生の大ベテランならではの含蓄を関西弁で柔らかく書いていて、面白くも勉強になりました。

めたる慶昭 (2021-10-27 23:04:05)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

ゲイルキャリガーの「ソフロニア嬢倫敦で恋に陥落する」を読了。
シリーズ最終巻でソフロニア嬢が仲間たちとピクルマン(悪者の組織)の悪巧みを粉砕するという話です。
前巻で悪者に襲われて瀕死の状態となり、人狼となった彼氏のソープとは結ばれるのか?
等どういう結末か興味津々でした。(再読だけど)
飛行船型の学校がピクルマンに乗っ取られ絶対絶命のピンチを迎えますが・・・
今まで出番の無かった人が大活躍したり、ハラハラドキドキ😍しながら読みましたよ。

めたる慶昭 (2021-10-20 22:56:16)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

コリンホルトソーヤーの「旅のお供に殺人を」を読了。
作者最後の作品の様です。
今回はいつもの海の上のカムデンを離れてメキシコがメインの舞台になります。
スペイン語上達の為、2泊3日を3回という年寄りに楽なスケジュールでメキシコとカムデンを行き来する、アンジェラとキャレドニア等カムデン御一行様。
仲間の1人、次いでツアーバスの運転手が殺され、またもや2人が大活躍!
そしてアンジェラにシリーズ最大の危機が。
あとは読んでのお楽しみですよ。

めたる慶昭 (2021-10-13 19:37:45)


読書とは即ち、書を読むことなりよ(らくがき帳)

今井恵美子の立場茶屋おりきシリーズ最終巻「永遠に」を読了。
25巻の永きに渡って描き続けたシリーズ最終巻の結末は予想通りでしたが、繰り返し描写が多いものの、シリーズ全体の筋立ても破綻なく書かれ、未完に終わった宇江差真理の髪結い伊三次シリーズには及ばないものの、質の高い作品だったと評価して間違いないでしょう。
後2冊未読(内1冊は購入済)が有りますが、全巻揃えて最初から読み直すのが今から楽しみです。

めたる慶昭 (2021-10-04 23:00:11)