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Shrines of Paralysis

5th。
赤と黒を基調としたジャケットから、勝手に2nd路線への回帰かと思ったが、
実際は難解で混沌を極め、神秘的ですらある雰囲気がより強くめていくという、リリースの度に生じている傾向は変わらず。
その様な要素とブルータリティとの両立の塩梅については、個人的に2nd程好きではないものの、Ulcerateにしかなし得ないリフ捌きの壮絶さについては全く問題無し。
他のアルバムに比してどれ位気に入るかは個人の趣向レヴェルである。

それにしてもこのバンド、アルバムを出す度に総ランタイムが長くなっているが、次は愈々1時間以上の作品を出してきたりするのだろうか…
毎回もの凄いが、そうなればどこまで壮絶なアルバムになるのか楽しみになる。

気に入り度…9.5/10

おすすめ…Shrines Of Paralysis

netal ★★★ (2017-07-09 17:14:58)


Everything Is Fire

デスメタリックな蠢く低音リフとブラック的なトレモロも交えた高音リフが主とするが、このリフ捌きが本当にえげつない。
自由自在に荒れ狂う様は、さながら人の統制に余る天変地異の蠢きのよう。
更に、単体でもえげつないリフがカオティックな展開とブルータルかつ手数の凄まじいドラムに乗って複雑に絡み合う様は圧巻で、
強大な外力により急速に変異していく生命体の如しである。
特にブラック的なフレーズの使い方が実に印象的で、不穏さは勿論デスメタルらしからぬ神秘さすらも漂わせている。

そういった意味でDeathspell Omegaに通ずるものがあるが、
ことリフ捌きに関して、4th以降のDSOを軽く凌駕しているはおろか、『Kénôse』にさえも匹敵する凄まじさである。
リフ捌きだけでなく、曲展開の方も混沌としていながら決して飽きさせず、凄まじいリフ捌きに対する違和感も無い。
人を選ぶアルバムではあろうが、個人的には芸術の域にまで昇華された、衝撃的なテクデスであると思う。

気に入り度…96/100

おすすめ…Drown Within

netal ★★★ (2014-10-16 23:52:17)


The Destroyers of All

2011年の3rd。

基本的に前作と同路線ですが、大作が増え曲のカオス度、複雑さなどはよりパワーアップしてます。
音質はクリアーでツーバスのドコドコやスネアの音などがよく聴こえていい感じです。
次作のVermisも含め、彼らの作品の中では最も暗く難解でとっつきにくいアルバムだと思います。
1stの突進ぶりが好きだった方にはちょっとがっかりするかも。

ただ、突っ走るパートはやはり凄いし、聴きこみがいは凄くあると思います。

GOD ★★★ (2014-06-06 10:26:46)


Everything Is Fire

2009年の2nd。

前作からメンバーチェンジがあり、専任ボーカルが脱退し、ベースがボーカルを兼任するようになりました。
今回のボーカルは前任者とは違い、高音喚きは使わずにグロウル一本です。
ブチ切れ度では前任者の方が上でしょうが、より暗い感じでこちらのほうが彼らの音楽性にはあってるかもしれません。若干音に溶け込みすぎな気もしますが、いいヴォーカルです。
音楽性ですが、前作に比べ攻撃性よりも混沌とした感じや暗さ、邪悪さをより強調した路線になりました。
ギターの音なんて有機物ですね。本当に不気味で怖い。混沌とした感じではDEATHSPELL OMEGAのリフを凌駕しているかもしれません。
ドラムは相変わらずテクニカルでファストなドラミングです。ツーバスも踏みまくりでブラストも激速。
グルーブ感もあって本当に凄いドラマーです。

最近のDSOやArkhon Infaustusの4thあたりが好きな方にもオススメ。
前作よりも更にキワモノ化した感があるので万人向けとはいえませんが、ハマる人はかなりハマるサウンドだと思います。

GOD ★★★ (2013-10-14 11:44:33)