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BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - The Alchemist ★★★ (2021-03-29 02:07:29)

お恥ずかしながら…これのPVに気付くまでBOCの新譜発売を知りませんでした!
一聴、名曲「地獄の炎(Flaming Telepaths)」を彷彿とさせるピアノはゲストによるものですが、今は亡きアラン レイニアの如き素晴らしさで興奮いたしました。
エリックも堂々と歌い上げていましたし、こりゃ買わねばなと思わせてくれた曲ですね!
中間部のGハモ辺りも(安い?)アイアンメイデンぽくてなんか好きです(笑)


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - Florida Man ★★★ (2021-03-29 01:38:11)

これは哀愁ありますねぇ~!良い曲です。
もちろんバックダーマ(ドナルド)のVoです!「死神」と同じくです。
冒頭98年の[Harvest Moon]みたいにやや落ち着いた曲かと思えば、サビ・大サビの力強さに嬉しくなってしまいました。
それにしても彼は、いつまでも声が衰えず素晴らしい!ギターソロにもニンマリ…!


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Dancin' in the Ruins ★★★ (2017-08-20 04:54:40)

そうです。ハイライトです!当時新譜だ~と狂喜して輸入盤を買った時はこの曲だけにハマりました。
アラン・ジョー・アルバートのNYパンク系要素が抜け落ちていたからなんでしょうかね。
今では大好きなアルバムですけれど。


BLUE OYSTER CULT (2016-09-01 14:54:18)

お誉めに与り恐縮です、メタルけいしょうさんm(_ _)m
BOC の項目、2年ほど前に憑かれたようにコメントしまくりましたが、イマジノスの途中で力尽きました(^_^;)
今後気が向いたら、追々他のバンドの曲にもコメントさせて頂くかも知れません。
けいしょうさんもコージーのドラムお好きな様ですね?
ソロ・EL&パウエルやWSのSlide It In ・サバスのHeadless Cross 等、愛聴盤は多いので、いずれまたそちらでお話できるかも知れませんね。よろしくお願いします。


BLUE OYSTER CULT - Imaginos - Del Rio's Song ★★★ (2014-07-31 14:47:48)

アルバート作曲の一聴ほのぼのと聴こえる曲。イイよねえ。
エリックのVoで、中間部の語りはアルバートによる。
イマジノスサーガの一挿話といった趣で、らしくない明るさがエンディングの不穏なGリフにより不安を煽るのが良し。


BLUE OYSTER CULT - Imaginos - In the Presence of Another World ★★★ (2014-07-31 14:30:58)

アルバート作曲の幻想的なナンバー。エリックのVoがなんとも素晴らしい。
エンディング部の変調されたトーキングVoも彼によるものと思われ、この曲をデモに比べて格別なものにしているのがさすが。
ゲストによるリードG(不明)やピアノ(おそらくトミーズヴォンチェック)もこの上なく盛り上げてくれる。
印象的な「Your Master」のコーラスはアルバートによるもののまま。
もしバンドの分裂が無ければ?と思わずにはいられない佳曲だ。


BLUE OYSTER CULT - Imaginos - Les Invisibles (2014-07-24 18:59:46)

アルバート作。ドナルドのリードVo。
印象的な低音ボイスが不可視の存在に対する恐れを表しているように聴こえる。
デモに比べシンセやS.E.を多用して妖しさが増しているのも興味深い。


BLUE OYSTER CULT - Imaginos - I Am the One You Warned Me Of ★★★ (2014-07-24 18:44:16)

ドナルドとアルバートの共作曲。
歌詞については全てサンディパールマンのコンセプト作の為、以下記載しない。
この不穏な世界への導入部として重く沈みこむ本曲は最大の効果をあげている。
エリックのVoがハマっていることもあり辺りの空気は一挙に異界へと変わる。
オルガンが目立ったデモに比べ、ギターをオーバーダブして硬質なイメージにまとめたのも良いアレンジだ。
中間部でエリックに絡むVoは誰か不明。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja ★★ (2014-07-24 18:01:58)

アルバートの穴を埋めた(またしても)ヒゲが似合うリックダウニーに続き、最もNYパンクな存在だったアランレイニアまでもその方向性の違いから脱退してしまったBOC。
一時的にアルバートの復帰があったものの再び脱退。
後が無いとばかりサンディパールマンがプロデュースに復帰し、新メンバーを補充し発表した85年録音作。
5人の個性をぶつけ合っていた全盛期の面影はすでに無く、ジョーの影も薄い。
成り立ちが特殊な次作「イマジノス」は別として、以後BOCは実質エリックとドナルドを二枚看板としたバンドとなる。
本作は元アルドノヴァ~P.I.L.のトミーズヴォンチェック(Key)の起用に救われた感があるが主だったリズム隊の録音はゲストによるものであり、バンド作品としてのマジックはあまり感じられない。
しかし。
当時は輸入盤店で狂喜して購入しただけにガッカリしたのも事実ではあるが、時を経て聴きなおすと後の良作に繋がる良さを再発見できる作品で近頃聴き返すことが多いアルバムなのだった。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Madness to the Method ★★★ (2014-07-24 17:13:57)

ドナルドが歌う大曲でアルバムは幕を閉じる。
共作者は彼の盟友Dick Trismenで、このコンビの作品は2001年作「Curse of the Hidden Mirror」でも再び聴ける。
全編で新Keyトミーズヴォンチェックのピアノが曲に広がりを持たせており、終盤のソロは脱退したアランレイニアの穴を見事に埋めてみせた。
全く違うプレイながら、あぁBOCのアルバムを聴いたとの満足感を与えてくれるものだったと思う。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Shadow Warrior (2014-07-24 16:51:30)

エリックとドナルドの共作で、作詩は作家エリックヴァンラストベイダー。
彼の作品「The Ninja」に興味を持ったエリックブルームがコンタクトをとった。
↑火薬バカ一代さんのおっしゃる通り、この曲がアルバムタイトルの源泉なのだろう。Voはエリックとドナルドのツイン。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - When the War Comes ★★ (2014-07-24 16:39:45)

本アルバム唯一、プロデューサーに復帰したサンディパールマンの作詩。ジョーブーチャードが作曲している。
イントロで語りを披露するのは、破天荒なDJとして注目されていたあのハワードスターンだ。
地味目な仕上がりながら、印象的なGリフがいつまでも頭に残る。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Beat 'Em Up (2014-07-24 16:30:04)

これも③同様B.Halligan Jr.による曲。
自身のバンドとは異なる熱いノリの楽曲を提供し、この時期ジューダス・アイコン・へリックス等HM系のアルバムでよく彼のクレジットを目にした記憶がある。
毛色の違うギターソロはゲストのPhil Grandeによるものだろう。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Spy in the House of the Night (2014-07-24 16:14:35)

リチャードメルツァー作詩・ドナルド作曲&リードVoのハードポップナンバー。
おどけた感じの展開部から哀愁に富んだサビへの流れが彼らしく上手い。
サビバックの枯れたアルペジオはアルバム「Spectres」の頃を想わせる響き。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Perfect Water ★★★ (2014-07-24 16:04:18)

アルバムも4曲目にしてやっとメンバー作曲によるナンバーが登場。
ドナルドのVoが冴えるこの曲は彼とジムキャロルによるもの。
作詩を担当したキャロルについては、ディカプリオ主演で映画化された「バスケットボールダイアリーズ」の原作者としての顔が有名か。
詩人にして、自身のバンドを率いてミュージシャンとしても活動していた人物である。
美しく響くコードワークが素晴らしいこの曲は長く定番となり、2002年のライブDVDでも観客に受けていた。
エンディングのギターソロがまた心に残る。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Make Rock Not War ★★ (2014-07-24 07:43:18)

Bob Halligan Jr.による曲で、彼は⑥(B①)も本アルバムに提供している。Voは共にエリック。
この2年前にはジューダスの「背徳の掟」に名曲「Some Heads Are Gonna Roll」を書き注目されていたソングライターだ。
いかにもハリガンJr.!な(拳を振り上げて)一緒に歌ってしまうサビが各曲の共通点かな。


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - White Flags ★★ (2014-07-24 06:45:46)

カナダのLeggat Brothersの81年録音曲をほぼ完コピで素直にカヴァー。
されどさすがはエリック、彼のVoが妖しい凄みを放っている。
原曲にあったジャジーなソロをすっぱりとカットして、コンパクトにまとめているのも良い。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night ★★★ (2014-07-23 20:16:44)

アルバート脱退からの再起を賭け、更なるヒットを目論んだ83年の正に意欲作。
誰の意図かは不明ながら、当時ラヴァーボーイくらいしか目立った仕事の無かったブルースフェアバーンをプロデュースに迎えたのは慧眼といえる。
フェアバーンが広く知られるのはこの後の話だが、持論として名プロデューサーはドラムの音作りに長けておりかつ個性的と思っており彼もまたその一人である。(他にバーチ・マットラングにトムアロム、ロンネヴィソン等キリがないが。)
ドラムといえばシンセドラムの多用が目立つがこれは時代によるもので、アメリカで売れたいと願うバンドの83~84年作にはよくみられた音であった記憶がある。(新メンバーとなったHEART。元メイデン組のLIONHEART・STRATUS。カナダのSAGA。RUSHは…もう売れてたか。)
グレッグスコットのジャケットも良く、曲もいいとなれば売れる要素は満載だったのだがなぁ。
ミュージックライフ誌のレビューもそこそこだったし…。
確かに残念なのは、レコーディングの際に個人でまとめちゃいました的なシンプルさが目立つ点があげられるようだ。
ともあれ前作よりオススメの名盤と思っているし、聴きなおす頻度も高い一枚。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Light Years of Love ★★★ (2014-07-23 19:22:01)

ジョーブーチャードによる夢見るような曲でVoも彼によるもの。ソロのA.ギターも彼。
5th以来ジョーの歌声がアルバムを締め括るのは二度目となった。
共作者はヘレンウィールズ。7th⑦「Fallen Angel」でも書いたパンク姉ちゃんだが2000年にわずか50歳で鬼籍に入っている。
(前述の5thラストナンバー「Nosferatu」もこのコンビであり、これがまた名曲であった。)
本曲を聴きながら冥福を祈りたい。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Dragon Lady ★★ (2014-07-23 19:04:09)

ドナルドによるスリリングな佳曲でVoも彼。
シングルとしてA③がヒットしたのだが、ラジオではカップリングされたこの曲がオンエアされることのほうが多かったという。
曲そのものは最高にカッコいいのだが、エンディングでGソロが入る辺りでF.O.してしまうのがもどかしい。
共作者はB.Blotto。レーベルメイトとして彼のバンド「BLOTTO」の曲「Metalhead」にギターソロで参加したことからの縁らしい。
82年に早くもHMを茶化したこの曲のPVは傑作で、ドナルドも一瞬その姿を見せる。
やはりYou Tubeで観られるので是非!


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Let Go ★★★ (2014-07-23 18:28:24)

エリック&ドナルド、モットザフープルのイアンハンター三人の共作曲。
ご機嫌なロックンロールであり、夜のイメージが支配する本アルバム中唯一、陽光に照らされた海岸なんかで聴いても違和感がないノリノリの曲である。
コール&レスポンスを意識した掛け合いがあるが、ライブで演奏されたかは寡聞にして知らない。(でも一緒に、B!O!C!)


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Feel the Thunder (2014-07-23 18:13:50)

エリックブルーム単独作。Voも彼。
前曲の妖しいイメージを受けながらのアップテンポナンバー。
イントロや展開部の妖しい雰囲気はさすがBOCの表の顔たる存在感を感じさせる。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Shadow of California ★★★ (2014-07-23 17:59:08)

ジョーブーチャードと元アリスクーパーのニールスミスによる曲。
これもエリックのVoがハマっていてめちゃカッコいい。
またG.Soloはゲストのアルドノヴァの様に聴こえる。
アルバート脱退もあり、もはやバンド全員での演奏にこだわりは無いのかも知れない。
本アルバム唯一のサンディパールマン作詩とあって、タイトルは作家ラブクラフトの「The Shadow Over Innsmouth」(3rd収録「Subhuman」のモトネタ)を連想してしまう。
劇的なイントロに始まり不穏なイメージで進む曲はサビで一瞬明るい光明を見せるものの、再びタイトルコールで淀んだカリフォルニアを浮かび上がらせる。
ヴォコーダーはジョーによるもの。
THE REVOLUTION BY NIGHT…。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Veins (2014-07-23 17:22:27)

ドナルドローザー作曲&Vo。作詩はリチャードメルツァー。(書き漏らしたが前曲「Shooting Shark」はパティスミスの作詩であった。)
聴くところおそらく3人だけの演奏(Keyもドナルドだろう)で、アランとエリックの関与は無いと思われるのだが。
正直A面後半のドナルド作2曲は彼のソロの延長という感じでバンドの勢いを感じられず聴き流してしまう。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Shooting Shark (2014-07-23 17:01:17)

イメージを変えてドナルド作曲&Voのナンバー、セカンドシングルとしてヒットした。
音的にはアルバム中最も異質であり、ゲストミュージシャンであるマークバウムのサックスソロが挿入される。
ベースもゲストのランディジャクソン。チョッパー奏法を効かせて耳に残る。
シンセもドナルドによるものだろう。
故にソロ作品ぽくて個人的にはイマイチかなと。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Eyes on Fire ★★★ (2014-07-23 16:49:50)

アランレイニアのリリカルなピアノにリードされて始まる佳曲。エリックVo。
アルバムジャケットのイメージもあり、深夜のハイウェイで聴くのがぴったり。
BOC初の外部ソングライターによるものであり、作曲者のグレッグウィンターはバックコーラスでも参加している。
後に彼がプロデュースしたTREATのアルバムでも再録されているので、そちらで御存じの方も多いと思う。
このアルバムで多用されるシンセドラムも曲想にマッチしており、Good!!


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Take Me Away ★★★ (2014-07-23 16:29:20)

ファーストシングルともなった、個人的には本アルバムのベストチューン。
エリックのヴォーカルがたまらない。
30年聴き続けているのだが、いまだにサビを一緒に歌いながら涙が(比喩でなく)こぼれる。
天を仰ぎ「この地球の外へ連れ去ってくれ」と叫ぶこの曲はエリックブルームとアルドノヴァの共作。
前年華々しくデビューしたこのマルチプレイヤーはおそらく同じカナダ人であるプロデューサーのブルースフェアバーンとレーベル側からの招聘によるものと思われ、ギターソロもノヴァが弾いている。
ボンジョヴィとの親交やシンディローパーのサポート、またセリーヌディオンのプロデュース・楽曲提供などで御存じかも知れない。
中間部の隙間やS.E.等からも曲全体のアレンジは彼がまとめたようで、バンドの新生を強く印象付けているのだ。
M.I.B.の描写や過去作へのオマージュに満ちたPVも、今ではYou Tubeで気軽に観られるので未見のファンは是非!


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Don't Turn Your Back (2014-07-22 04:42:27)

前曲の不気味な空気を払拭するスペーシーな広がりが気持ちいい。
アラン・ドナルド・アルバートの共作。
曲調とクレジットから察するにジャムで出来た
ものだと思われる。
ジョーの意外と目立つベースもいい。
しかし本アルバムでドナルドが歌った2曲の録音には、エリックは全く参加していないのではないかな?


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Joan Crawford ★★★ (2014-07-22 04:25:46)

さていよいよB面のハイライトナンバー。
アルバートブーチャード&フレンズの曲で、共作者の片割れJack Riggはアルバム「イマジノス」に参加しているギタリストの一人として御存じの名前かも知れない。
アランレイニアのクラシカルなピアノソロに続いて劇的に始まるこの名曲の美味しさは、「聴けば判る」ものなので説明不要。
ここでは若い世代には馴染みの無いであろうタイトルについて。

ジョーンクロフォードとは米国の実在の映画女優。作中では清純なイメージで人気があった。
1945年にはアカデミー賞まで獲得したが、幾度もの離婚や養子・養女達とのあまりな不仲などスキャンダラスな話題でも知られるように。
1977年にひっそりと死去したその翌年に、養女クリスティーナ(そう、本曲の中間部で恐ろしげに名前を呼ばれるのがこのヒト)がジョーンからの長年に渡る虐待の数々を含む暴露本を出版。
大きな話題となり、後年映画化までされた。

で、「ジョーンクロフォードが墓から舞い戻った」って歌っちゃうんですね、BOC は。
そんで怯えたクリスティーナに「No,No,No…」って叫ばせるんです。
凄いでしょ?、素敵ですね。(←褒めてます)
おまけにアルバム発表後の81年のツアーパスはジョーンクロフォードの顔写真だったという…。
真贋は判りませんが、以後「悪い子は墓場からジョーンが迎えに来るぞ」なんて都市伝説が生まれたなんて聞いたことがあります。

興奮して後半、文体が変わっちゃいましたね。
あ、Voはエリックです。「E.T.L.」収録のアップテンポなライブバージョンがこれまたオススメです。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - After Dark ★★ (2014-07-22 03:27:06)

4曲目「Sole Survivor」と同じエリック&フレンズによる曲。好きです。
だけどなんだかブリティッシュな感じを受けると思ったら、曲そのものではなくアレンジ・音作りのせいだった。
スネアメインのドラムの打ち方や可愛らしいキーボードの音が同時代のニューウェーブバンドのそれだ。
UltravoxやXTCを思い出してしまったのだ。
異論は有りまくりだろうが、マーティンバーチがそうさせたんじゃないかと思っている。
だがしかし。エンディングは思いきりアメリカンHRで終わるのが大好きポイントの一つ。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Vengeance (The Pact) ★★ (2014-07-22 03:05:25)

アナログB面トップはアルバートとジョーのブーチャード兄弟作品。
リードVoはジョーで熱く聴かせてくれる。
途中ギターソロからの展開部は夢見るような伸びやかさで耳を引き、その後テンポアップ。
のっぺりした印象のA面ラスト曲との対比が効果的な配置で面白い。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Heavy Metal: The Black and Silver (2014-07-22 02:36:03)

アルバートとエリックの作曲。
いかにもアルバートらしいメロディなのに、リードVoはまたもやエリックブルーム。
(エリック御大、この曲では何故かベースまで弾いています。)
ギターはハウリングしまくりで非常にヘヴィな音像でまとめている。
このアルバム唯一のサンディパールマン作詩。
彼は作家W.バロウズが作中で使ったHeavy Metalという言葉をBOCのキャッチコピーにしていたのは御存じの通り。
しかし本曲においてのこれは(プロデューサーがバーチであることからも)、この頃勢いを見せていたN.W.O.B.H.M.に色目を使ったかのような印象を受けてしまうのだった。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Sole Survivor ★★ (2014-07-22 01:57:18)

エリック作&Vo。共作者のJ.Triversは前作の「Black Blade」でも書いたが60年代のエリックのバンドのベーシストであり、もう一人の共作者L.Myersはその奥方。
この夫婦ユニットはTVサントラ等での受賞歴も多々あるとか。
妖しい雰囲気が良く、アルバートのシンプルな後ノリドラムもハマっているのだが、後半盛り上がらずF.O.してしまうのが惜しい。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Veteran of the Psychic Wars ★★★ (2014-07-22 01:29:25)

SF作家マイケルムアコックの作詩&エリック作曲の三作目。
直訳すれば「精神戦争の老兵(古参兵)」かな。
いやぁ…溜め息が出るほど素晴らしいエリックのヴォーカルがもう、いやぁなんとも、ほんとに。
パーカッションやストリングスにゲストミュージシャンを加えて意外と豪華な録音で厚みをだしている。
ディレイを生かしたドナルドのGソロも落ち着いた彼ならではのメロディでイイけれど、熱く弾きまくるライブバージョンもオススメ。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Burnin' for You ★★ (2014-07-22 01:09:17)

リチャードメルツァー作詩・ドナルドローザー作曲&Voによる、なんともセンチメンタルな佳曲。
元々は翌年ドナルドが発表したBuck Dharma 名義のソロアルバム「Flat Out」用の曲であり、BOCとして演奏する気はなかったのだとか。
結果シングルカットされ、バンドにとってもスマッシュヒットとなった。
人気曲ですよね。ここの書き込みも多いし。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Fire of Unknown Origin ★★★ (2014-07-22 00:45:16)

本アルバムのタイトルナンバーにしてベストトラック。以下ベタ褒め。
淡々と妖しく歌うエリックのVoも良いし、あえて派手さを押さえたバックが何度聴いても飽きさせない。
そして最も耳に残るのがアランの美しいキーボードか。
また秀逸なアルバムジャケットのイメージが直結して、このミステリアスな曲を更に特別なものにしているかと思う。
(あと短くまとめたギターソロも格別なのよ。)

作詩はパティスミス。彼女の79年作「ウェイブ」現行CDのボーナストラックにてパティバージョンも聴けるので、ご興味ある方はぜひ。
また「タロットの呪い Agents of Fortune」現行CDのボーナストラックには、作曲の違うデモバージョンが収録されているので聴き比べも一興。
作曲チームは共にアラン以外の4人。
(デモはアルバート主導だったようだが)クレジットの順列変更とベースが曲をリードしているところ、メロディからすると、この完成版はジョーがメインの作曲者なのかも知れない。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - Then Came the Last Days of May ★★★ (2014-07-20 21:56:40)

↑上記最後の一文について。
久し振りに件のDVDを見返してみたところ、
そのような合唱シーンはありませんでした。
ボーナス収録のファンインタビューでイカした兄ちゃんがこの曲を熱唱していたのが、妄想シーンを産んだようです。
訂正とお詫びを。思い込みって怖いですね。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus ★★★ (2014-07-19 01:51:16)

問題作と代表作と世間ではいわれる二枚に挟まれて、日本ではいまいち知名度の低い本作。
前作「ミラーズ」に劣らない良曲ぞろいの好盤としてどちらもオススメしたい。
今回パールマンが画策したのは、この頃米国でのマネジメントを受け持っていたBlack Sabbathのサウンド面を蘇らせた男、「マーティンバーチ」をBOCの新たなプロデューサーとして迎えることだった。
第三期以降のパープルや初期ホワイトスネイク・レインボーのプロデュースで名が知られていたが、ロニーサバスやBOC の後はアイアンメイデンとの仕事で語られることが多い人物だ。
(更にパールマンはサバスとBOCで「ブラック&ブルー」ツアーなどと銘打った興行を行う。)
イギリス人プロデューサーとのタッグはうまく機能し、ヘヴィさを取り戻しながらもユーモアが随所に感じられる点は↑の皆様御指摘の通りだ。
余談:BOCのジャケットにはいつも何処かに例の変形鉤十字が描かれている。
CDサイズでは判りにくいが、本作ではカルトサウルスの側を飛ぶジェット機にそのマークが。
そういえば、いまだに「スペクターズ」のジャケットからは発見出来てないのだった。要らんことを思い出した…。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Unknown Tongue ★★★ (2014-07-19 01:00:44)

さて個人的にこのアルバム一番のお気に入りはアルバートとドナルドの共作ナンバーであるこれ。
(歌詞をまとめたのがどちらかは判らないが)「Unknown」というワードをエリックが妖しく歌う、というところからも次作タイトルナンバーとの関連を考えるべきであろう。
現行の「タロットの呪い」のCDにボーナス収録のデモにて作曲違いの75~76年版「Fire of Unknown Origin」を聴くことができる。
当時は上手くまとまらず棚上げになっていたようだが、本曲の出来の良さからこのアレンジ法でパティスミスの歌詞に再度違う曲を付けたのが次作でタイトルとまでなったあの名曲である、ということではないか。
シンセの奏法・ドラムのアクセントにも共通点があることからもそう思えるのだが。
余談:今回2012年発売BOXセットの最新リマスターで聴いてみて、初めてエンディング部の蜂の羽音の様なギター音とエリックの笑い声に気が付いた。
もう手元にLPは無いので比較出来ないけど、前から入ってました?


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Lips in the Hills ★★ (2014-07-18 23:53:36)

R.メルツァー作詩にドナルドとエリックが作曲と懐かしい布陣。
幾分ストレートではあるが、2nd~4th辺りの初期作に収録されていてもおかしくないゴリゴリHRでカッコいい。
とはいえエリックのVoはじめ各楽器も円熟してからの録音故にカッチリまとまり過ぎた感は否めず、何か足りないと思うのは無い物ねだりか。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Fallen Angel ★★ (2014-07-18 23:40:26)

ジョー作の軽快なロックナンバーでVoも彼。
共作者のH.RobbinsとはNYのマッチョ女性シンガー、Helen Wheelsの本名。
ブーチャード兄弟とは60年代からの知り合いで、ジョーと彼女はBOCの83年作でも共作している。
ポップで力強い良曲だが、いつになく野太いジョーの歌い方に彼ら二人のパンク魂を感じずにはいられない。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Hungry Boys ★★★ (2014-07-18 22:50:31)

アルバート作、当時流行っていたニューロマンティックや所謂テクノポップ的なノリが気持ちいい8ビートロック。
(個人的にはVoの雰囲気に同年のD.Bowie [Ashes To Ashes] を想ってみたり…。)
そして夢想家・Iさんが書かれている通り、合いの手のように入るギターがメチャ可愛い。
前作の「Dr.Music」同様シンセドラムが使われるのもそれを助長する。
しかしやはりHRであり、中間部・エンディングの弾きまくるギターソロがカッコいい。
リードVoはジョーがメイン?。サビは皆で。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - The Marshall Plan ★★ (2014-07-18 22:21:12)

曲のクレジットはバンド名義。
ジョニーがロックコンサートに誘ったスージーは、バンドに声を掛けられそのままリムジンで去ってしまう。
振られた彼は、俺もロックスターになって彼女を見返してやるぜとギターを手に取った。
こんな感じで始まる曲をおどけた調子でエリックが歌う。
この後ホントにスターになっちゃったジョニーはナントあのドンカーシュナーのアナウンスと共にステージに現れて喝采を浴び、そしてそのオチは…。
面白いのはジョニーがギターの練習でたどたどしく「あの名曲のギターリフ」を弾くところ。
第二期ディープパープルのエンジニアだったバーチがプロデューサーだからこそのお遊び。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Deadline ★★★ (2014-07-18 21:46:25)

こちらは作詩作曲のドナルドがヴォーカル、おまけに甘く哀愁のあるギターソロまで聴かせる隠れた名曲。
では彼の一人舞台か、というとさにあらず。
全体を包むシンセの響きはもう一人の主役。
意外と目立つベースラインは高音部に偏り気味なバッキングをまとめる役割。
あえてベースとのシンクロ重視で丁寧に叩かれたドラム。
あれ?エリックは?
(不明ながら)曲の要のアコギは彼の演奏ということで(!?)。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Divine Wind ★★★ (2014-07-18 21:24:45)

A面後半の二曲は共にドナルドの単独作ながら、本曲でのリードVoはまたしてもエリック。
同時期のホワイトスネイクに通じるブルージーなHRで、いや~カッコいいこと!
いつもとは一味違うドナルドのGソロも雰囲気たっぷり。
このドラムはいかにもマーティンバーチ製作盤の音らしい響きで、それがまたこの曲にぴったり合っている。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Monsters ★★★ (2014-07-18 21:04:06)

アルバート作曲の摩訶不思議作でリードVoはエリック。
重厚なHRが唐突にジャズへ変わり、サックスソロからまたリフへ。
リリカルなピアノが荘厳に響いたその先は…。
何を言っているのか判らないと思うが聴けば納得、目まぐるしい展開に違和感は無く後には疾走感の余韻だけが気持ちよく残る佳曲。


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus - Black Blade ★★ (2014-07-18 20:36:41)

エリックブルーム&SF作家マイケルムアコックとの共作三部作の二曲目にあたる。(他は前作の「サンジェスター」と次作の「サイキックウォーズ」。)
また共同作曲者はベーシストとしてティナターナーとの共演が知られるJohn Trivers。
エリックとは60年代のバンド仲間で、BOCの2001年作まで何度か共作している。
正直オープニング曲としては地味目なのだが、なにかと左右のチャンネルに仕掛けられたトリックや特に終盤の疾走部で目立つドラムとベースの絡み合いなど聴く度に気付く魅力があるスルメ曲。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors ★★★ (2014-07-18 17:12:33)

サンディパールマンがマネジメントのみに退き、初めて外部からプロデューサーを迎えた79年発表の問題作。
(ですが初期3作に負けず劣らず大好きなアルバムです!)
流石はトムワーマン、本作はBOCのアルバム中随一の音質の良さ。
軽かったリズム隊は重くなり、各楽器の艶やかさは増した。
メンバー共作はほぼ無いものの、スタジオで加えたであろう各人のアレンジがまた素晴らしい。
ただヘヴィさには欠けた為か結果的にセールスはふるわず、パールマンはその人脈から「あの」プロデューサーを次作に招聘することとなるのだが。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - Lonely Teardrops ★★ (2014-07-18 16:29:32)

アランの単独作で、彼のクラヴィが曲をリードする。
Voはドナルド。ギターソロに於いても丸く太いトーンが素晴らしい。
エンディングはゲストVo、ウェンディウエッブのリフレインが余韻を残してアルバムを締め括る。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - You're Not the One (I Was Looking For) ★★★ (2014-07-18 16:18:24)

ミドルテンポのメチャ可愛いラブソング。
アルバートとC.ブーチャード共作。彼の身内なんでしょうね。
あんまり可愛らしい曲なのでふと気付くと口ずさんでしまってたり。
アルバートのリードVoで他メンバーがコーラスなのだが、サビ辺りでついついエリックが前に出てきてしまう部分はご愛嬌。
シンプルな構成なのに、リズムの裏表を入れ換えるトリックを組み込んだりしてて飽きさせない。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - I Am the Storm ★★★ (2014-07-18 16:02:46)

カッコいいイントロでまずノッてしまうジョーブーチャードの曲。
Voはエリックで彼の魅力全開の太い歌声を聴かせている。
本アルバムから顕著な4ビート気味のベースが力強くボトムを支え、アランのR&Rピアノが弾けまくり。
一転繊細なピアノアルペジオが場を静めたと思えばラストは激しいギターソロでキメ!


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - The Vigil ★★ (2014-07-18 15:47:50)

ドナルドと彼のソロアルバムでも歌っていたサンディローザーの共作。奥さんなのかな?
目まぐるしく移り変わる展開がプログレっぽく、同時期のフロイドみたいなフレーズもチラリ。
2002年のライブDVD収録のリハ映像でも演っていた。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - Moon Crazy ★★★ (2014-07-18 15:36:16)

ジョーの単独作。リードVoも基本彼ながら、アルバートが絡んだりドナルドと掛け合いをしたりと楽しく聴かせる。
イントロからドナルドの枯れたギターがたまらないのだが、中間部ではいつもの艶やかな音色で響き、エンディングではテンポアップして盛り上げてくれる。
ベンチャーズの「キャラバン」のフレーズがはいるお遊びも。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - Mirrors (2014-07-18 15:17:10)

個人的には何故かこのアルバムにおけるドナルド作の2曲は印象が薄い。
歌もサビの女性コーラスが一番耳に残る。
ついブーチャード兄弟のリズム隊ばかり追い掛けて聴いてしまうのだった。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - In Thee ★★★ (2014-07-18 15:03:08)

旅のお供にぜひオススメしたい名曲。
車でも自転車でも電車でもいいのだが、
広く開けた風景の中を進みながら聴くのが最高に気持ちいい。
アランレイニアの単独作で、アコギを掻き鳴らしながらつくったに違いない。
ドナルドの歌声が切なくてハマり過ぎ。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - The Great Sun Jester ★★★ (2014-07-18 14:49:21)

これまた暗さを全く感じさせないエリック作の爽やかな佳曲。
アランのピアノアルペジオとKeyが素晴らしい。
深そうな歌詞は作家マイケルムアコック。
このコンビ作は次作・次次作にも1曲づつあり、それぞれがまた名曲であった。
夜明けに何か聴きたい時に選ぶ率No.1。


BLUE OYSTER CULT - Mirrors - Dr. Music ★★★ (2014-07-18 14:31:03)

まずは一聴逞しくなったサウンドに驚いた。
プロデューサーが変わるってスゴい。
引き摺るようなノリは相変わらずなのだけれども、ゲストミュージシャンによるハーモニカや女性コーラスも相俟ってなんともゴキゲンなR&Rに仕上がっている。大好きです。
Voはエリックだが曲はジョーとドナルドによるもの。
「E.T.L.」収録のライブバージョンもオススメ。


BLUE OYSTER CULT - Spectres ★★★ (2014-07-16 23:34:34)

前作からのメロディアス路線は更に極まり、HRナンバーもあるものの曲によってはA.O.R.的な響きを聴かせる77年度ニューヨーク録音作品。
それまでのように「深夜」ではなく「夜」を想起させる音像は、微妙にその色合いを変えてきたと言えるだろう。
作曲者ごとに個性の光る各曲は聴き所はあるものの、以前と違いフェードアウト収録が多い為物足りなさを感じさせる点はやや残念だ。
しかし所謂「歌もの」としてみれば叙情性のあるポップバンドとしての新しい姿を確立したアルバムと評価したい。
サンディパールマンのプロデュースは翌年のライブアルバムで終了し、79年度作「ミラーズ」からまた新しい時代が始まる。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Nosferatu ★★★ (2014-07-16 22:55:15)

ジョーブーチャード作曲&Vo。
モトネタは1920年代初頭のドイツのサイレント映画「ノスフェラトゥ」。
この映像を使ったVクリップもYou Tubuで観られるのでオススメ。
夜にしか生きられない不死者とその呪いを打ち破ることの出来るヒロインの物語。
ジョーのヴォーカルだけでなく、ピアノ・ギター・ベース・ドラムの各楽器もドラマを壮大に盛り上げ悲壮感を高める。
アルバムを締め括るに相応しい屈指の名曲。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - I Love the Night ★★★ (2014-07-16 22:36:51)

ドナルド単独作の名曲。夜を愛する全ての人に聴いていただきたい。
月夜に散歩しながらコレを聴くと、ほんとに違う世界に行ってしまうかも知れませんよ?
ドナルドのVo・Gが優しく語りかける本曲は単体としても素晴らしいが、続くラストの吸血鬼を歌った曲への導入曲としての役割も持っている。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Goin' Through the Motions ★★ (2014-07-16 22:21:01)

モットザフープルのイアンハンターとエリックの共作。
夢見るようなヴォーカルライン、終盤の転調など大好きなのだがこれはBOCか?とも聴いた当時は思った。
やがて現行CD収録のボーナストラックでアウトテイクとして、かのロネッツの「Be my baby」をレコーディングしていたのを知り納得したのだけれど。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Celestial the Queen ★★ (2014-07-16 22:02:12)

ジョーブーチャード作曲&Vo。
次曲のイアンハンター参加からも判るように、本アルバムはグラムロックへの接近が顕著。
スイート辺りをも思わせ、シンセサイザーによるソロもそれを匂わせている。
ただ借り物というわけではなく、ジョーらしいメロディを伸びやかに聴かせるのに役立っているアレンジだと思う。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - R. U. Ready 2 Rock ★★★ (2014-07-16 21:53:23)

タイトルからはグラムロックの影響を感じさせるが、グランドファンクばりの太いアメリカンロック。
作曲者アルバートの重いドラムがカッコいい。
これは本アルバム唯一のサンディパールマン作詩なのだが、ストレートなR&Rで次作ライブ盤で1曲目を飾ったのも納得。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Fireworks ★★★ (2014-07-16 21:45:44)

アルバート単独作の佳曲。
彼がリードVoをとる本曲は実に70年代らしい切なさで、まさに儚い花火の淡い輝きのように聴く者の胸を優しく焦がす。
その後ろで弾きまくるドナルドのギターソロも甘い音色で胸を打つのだ。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Searchin' for Celine (2014-07-16 21:39:28)

アランの単独作ながらリードVoはエリック。
ピアノをフィーチャーしながらもブーチャード兄弟のリズム隊が硬質にまとめている。
エンディングの伸びやかな展開はハッとさせるがすぐにフェードアウト。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Death Valley Nights ★★ (2014-07-16 21:31:55)

リチャードメルツァー作詩・アルバート作曲。
アルバートの切ない歌声をアランのピアノがサポートするロッカバラード。
枯れたドナルドのギターはエンディング近くで曲を盛り上げるが、曲自体がフェードアウトして終わるのが残念。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Golden Age of Leather ★★ (2014-07-16 21:25:03)

ゴジラのみで語られることの多い本アルバムだが、ハイライトナンバーのひとつとして評価される佳曲。
目まぐるしく変わる構成と、ドナルドをメインとしながらも各メンバーが絡み合うヴォーカルワークが緊張感を持続させる。
ライブでのカッコ良さは現行次作ライブ盤に付属のDVDで堪能いただきたい。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Godzilla ★★★ (2014-07-16 21:11:13)

BOCもう一つの有名曲でドナルドの単独作。
Voはドナルドとエリックのツインだが、我々日本人には中間部のエリックによる日本語アナウンスが馴染み深い。
「ゴジラが銀座方面に向かっています。大至急避難してクダサイ。」
60年代の東宝ゴジラ映画は輸出され、当時のアメリカンキッズにも人気だったようだと聞く。
余談だがYou Tubeでは、ドナルドの「Gamera is missing 」というインスト曲も手軽に聴けるのでファンは要チェック。
さらに余談だが、ニルヴァーナのあのヒット曲を聴いた時に本曲を思い出したBOCファンは何人くらい居たのだろうか?
ゴジラがハリウッドで再びリメイクされた今、この曲からBOCを知る若い世代が出ることを望む。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - Debbie Denise ★★ (2014-07-16 20:29:38)

5曲目と同じくパティスミス作詩・アルバート作曲&Voのナンバーでアルバムは幕を閉じる。
バンドのツアーに出ている自分を待つ悲しい彼女の歌?
英語力不足なので何かまだあるような気がするのだが。
サウンド的には次作「スペクターズ」に直結するもの。
本アルバムの締めとしても安心させる出来。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - Tenderloin ★★ (2014-07-16 20:16:54)

アランの単独作ながらVoはエリック。
16分でまとめたバックがクールでサビの後ろのベースフレーズがカッコいい。
エンディング近くのアレンジはイエスの初期作をを思わせる。(?)


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - Morning Final ★★★ (2014-07-16 20:09:49)

ジョーブーチャードの単独作でVoも彼。
いかにもジョーらしいメロディライン。
アランのオルガンとピアノがうまく叙情性を演出しながらサビではVoが熱く盛り上げ、大サビからサビできれいにまとめている。
エンディング部のトーキングVoはエリックか。
ドラマティックに曲をしめくくる。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - Tattoo Vampire ★★ (2014-07-16 19:58:51)

アルバム中随一の疾走ナンバー。
エリックのVoに痺れるが、作曲はやはりアルバート。
初期作のイメージに最も近いBOC流HRだが、前曲同様盛り上がりには欠ける感あり。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - Sinful Love ★★ (2014-07-16 19:52:27)

ここからB面。いかにもアルバート作らしい70年代歌謡曲的(?)ナンバー。
彼のVoは決して上手くはないのだがハマるとその味わいの虜になる。
ブリッジ部のドナルドのギターカッティングが初期作のイメージを残しているものの、通低するリズムはやはり新機軸。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune ★★ (2014-07-16 18:53:02)

初期三作に熱狂した文字通りカルトなファン達を混乱させた76年4th。
だが皮肉にもこのアルバムからはBOC最大のヒット曲「死神」が誕生し、以後のスタイルを確立することとなる。
特にA④「E.T.I.」は彼らの21世紀作品までの雛型となった秀作。
依然プロデュースはサンディパールマンではあるが、彼の作詩はわずか1曲(「E. T .I.」)に留まり、足枷がとれたように楽曲面でも多様性が目立つ。
共作より単独作が増えたのは、曲作りがバンドのジャム主体から各個人が自宅でまとめたデモ中心に移った結果だろう。
それは現行リマスター盤収録のボーナストラックからも見てとれる。
(2014年9月に国内盤再発とのことです。)
個人的には次作「スペクターズ」にてこの方向性が完成した感があるので星二つとしたが、世間的には彼らの代表作として認知されており国内再販数も最も多く入手しやすい為入門盤としてもオススメ。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - The Revenge of Vera Gemini ★★ (2014-07-16 16:48:54)

パティスミスが作詩とコーラスで参加。
イントロでの彼女の声にゾクリとする。
パティ自身も前年にはデビュー作「Horses」を発表しており、「No more horses」などと遊びのフレーズを入れている。
アルバートとのコンビ作は多いがデュエットしたのはこの曲だけだろうか。
妖しい雰囲気と歯切れの良いギターが良い。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - E.T.I. (Extra Terrestrial Intelligence) ★★★ (2014-07-16 16:33:34)

このアルバムでは唯一のサンディパールマン作詩。
ドナルドが作曲し、エリックが歌い上げる。
「地球外の知性」とはさすがサンディ。映画「E.T.」より数年早い。
おまけにチェンバースの「黄衣の王 King in Yellow」への言及もあり、またもやクトゥルー神話好きをアピールしている。
アメリカンな骨太リフがカッコよく、サビはメロディアスに盛り上がる。実にドナルドらしい佳曲。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - (Don't Fear) The Reaper ★★ (2014-07-16 16:13:20)

最も知られたBOC曲である。
1~3rdを聴き込んだ当時のファンが最初にどう受け止めたのか興味深いが、ともあれ切ないイメージが胸をかきむしる名曲に違いはない。
ジョンカーペンターの映画「ハロウィン」でも効果的に使われていた。
スティーブンキングの「ザ スタンド」もあるし米ホラークリエイター達の評価は高いようだ。
壮絶なギターソロがたまらない各ライブバージョンの方がオススメなので、スタジオ版の評価はあえて星二つで。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - True Confessions ★★ (2014-07-16 15:48:31)

キーボード担当アランレイニア単独作。
本アルバムからは各個人でつくったデモを持ち寄るスタイルが増え、楽曲のバリエーションが豊かになっていくのが大きな変化だった。
アラン本人の危なっかしいVoも楽しく、なんとホーンが彩りを添える。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - This Ain't the Summer of Love ★★★ (2014-07-16 15:31:55)

「愛の夏」を謳歌したヒッピーカルチャーの終焉を歌った歌詞はTHE IMPERIAL DOGSのドンウォラー作。
それにアルバートが全く違う曲を付けて収録した。
1stアルバムに近い意図的に過剰なリバーブがサイケなイメージを演出していて面白い。
皮肉の効いた歌詞を明るく歌う様はまるで竹中直人が笑いながら怒るみたいに、おかしいのにゾクッとする怖さも孕んでいる。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation ★★ (2014-07-16 08:04:38)

1stと同じGawlikによるヤバめのジャケット(特に裏ジャケは異界感がスゴい。)が目を引く2nd。ただしソリッドで逞しくなったサウンドはバンドの変異を物語っている。
サイケからの脱却に成功し、HRとしてブレの無いスタンスを獲得した好盤。
A面とB面を黒と赤に見立てたのは、サウンド傾向で分けただけなのか。
1曲目がそのアイディアの元ならA面が赤なのでは?
アルバムにおける黒と赤のモチーフは何?トランプ?スタンダール?ジャケからはチェスも連想するがあれは黒と白だしな。
不勉強でこの辺りの事がまだ解っていないのがまだまだ。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - Mistress of the Salmon Salt (quicklime Girl) ★★★ (2014-07-16 07:25:19)

頭のリフはパープルが前年発表した「スペーストラッキン」を思い出させるがこれは穿ち過ぎか。
アルバート作の本曲はシンプルなようでいて随所にキメを潜ませた良アレンジ。
エリックメインのヴォーカルワークも70年代らしい切なさを感じさせる。
サビのタイトルコールは意味不明で、オルガンの音色共々変態的だ(褒めてます)。
少し残念なのは、1st・3rdにあったラストナンバー終了後の身動きさせない程の余韻に欠けるところ。欲張りすぎ?


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - Teen Archer ★★ (2014-07-16 06:59:07)

前曲を締め括る水洗トイレみたいな(失礼!)SEに続いて入るイントロに、重めのドラムが重なり本曲はスタート。
煮え切らない印象を受けるもソロの後からそれはガラリと変わる。
アップテンポになりドナルドのVoもその表情をやや攻撃的に変化させたのだ。
クライマックスはギターでキメ、間髪入れずラストナンバーへなだれ込む。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - Wings Wetted Down ★★★ (2014-07-16 06:39:18)

ブーチャード兄弟作詩作曲の名バラード。その儚げな悲壮感たるや。
ジョーのVoが見事にハマった好例であった。(スペクターズの「ノスフェラトゥ」なんかもそう。)
サビで聴こえるエリックのVoも良し。
特筆すべきはエフェクトを掛けたギターソロ。
この泣きメロは少ない音数で最大の効果をあげている。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - Baby Ice Dog ★★ (2014-07-16 06:18:32)

ここからThe Red(B面)で、この曲の作詩でパティスミスが初参加。
アランとの縁からだったろうが、以降の数年彼女はBOCにとって重要な存在となる。
アルバートとエリックによる楽曲はクールなロックで、昔よく自作した初期BOCのベストカセットテープではいつも1曲目だった。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - 7 Screaming Diz-Busters ★★★ (2014-07-16 05:53:16)

見事な構成を持つ壮大なHRで、ブーチャード兄弟とドナルドの共作曲。
そこにエリックが演劇的なVo、アランがピアノやオルガンで邪悪な華を添える。
アルバムタイトル邦題の「暴虐」とはこの曲のギターのことに違いない。
当時のライブじゃきっとエリックは、例の魔太郎マントをひるがえして歌ってたんだろうなぁ。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - Hot Rails to Hell ★★★ (2014-07-16 05:30:27)

ジョーブーチャードの単独作。聴けば何故か元気が出ること請け合い。
Vo(ジョー)とリズム隊はブーチャード兄弟なので、必然的にドナルド・エリック・アランのトリプルギターが炸裂。
多重リフに3声のハモりと最後まで贅沢。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - O.D.’d on Life Itself ★★ (2014-07-16 05:21:51)

ファストナンバーが目立つThe Black(A面)で唯一のミドルテンポ。
気だるい雰囲気がクセになる気持ち良さ。
面白そうな歌詞だが英語力無く未だ訳せず。「OD'd」はオーバードーズを意味するとも聞いたが…。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation - The Red & the Black ★★ (2014-07-16 04:34:08)

本アルバムが1stと全く違うことを知らしめる意味を持つハイスピードブギー。
曲自体は1st 2曲目で披露済みだが、この大胆なリメイクは以後のスタンダードバージョンとなりライブを盛り上げた。
「赤と黒」は歌詞中で皮肉られるカナダ警官の制服の色らしく、スタンダールは無関係。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult ★★★ (2014-07-16 03:53:46)

カントリーやソフトブギーを演っていた69年~70年の音源を聴くと、71年録音の本作とのギャップに驚く。
その始まりが評論家によって「作られた」バンドだったことを考えればおかしくはないのかも知れないが、短期間にこれだけのスタイルを構築できたのはバンドに十分な力量が備わっていたからに他ならないだろう。
彼らは後々ライブでドアーズ・ステッペンウルフ・アニマルズ・MC5等のカヴァーを披露したが、各バンドからの影響は本作からもはっきり読み取ることが出来る。
また幾分ごった煮感の有るところも楽しいし飽きさせない。
それをGawlikによる謎めいたジャケットとそこに浮かぶシンボルマークが一つにまとめて、この良質なデビューアルバムは完成したのだ。
余談だが本作「狂気への誘い」は各曲の邦題もハマっていて、70年代当時の洋楽ロック担当ディレクターは邦題名人が多かったなぁと思わせてくれる。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - Redeemed ★★★ (2014-07-16 03:09:09)

このアルバムの米国2001年リマスター盤以降に収録の69年デモ録音や「Stalk-Forrest Group」の収録曲では普通に歌っていたエリックは、71年録音の本アルバムでは意識的に声を潰して歌っている。
しかしこの曲だけはカントリーソングとして普通に歌っており、歌詞と曲調のアンバランスさを上手く際立たせているようだ。
不穏なエンディングの逆回転エフェクトや残響音が深い余韻を残してアルバムは終わる。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - Workshop of the Telescopes ★★ (2014-07-16 02:57:46)

メンバー全員の共作曲。サイケなストゥージズといった趣で非常にいかがわしくて素敵。
リバーブのせいで遅れて聴こえるバスドラの連打が逆に心地好い。妖しげなGソロも良し。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - Cities on Flame With Rock and Roll ★★★ (2014-07-16 02:28:03)

初期BOCの代名詞として、よくコンピレーション等に取りあげられていた有名曲。
「3000本のギター」なんてフレーズがもう千両である。
この名Gリフはサバスの「アイアンマン」を参考にしたとドナルドがバラしていた気がする。
だが本曲の肝は、歌メロは彼がつくったと思われるアルバートのVoに尽きる。
このヨレ具合はそうそう出来るものではない。
彼の作曲センスは素晴らしいし歌声も普通に大好きなのだが、この曲だけは安心して聴けない魅力に満ちている(褒めてます)。
ライブにおいてエリックやドナルドが歌っても、この良さは再現されていなかった。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - She's as Beautiful as a Foot ★★★ (2014-07-16 01:57:42)

当時の国内LP記載の訳詩は唄い出しが、
「彼女は汚れた足のように美しい」
だったと記憶している。フェティシズムかな。
それにしてもこれはまるでDOORS!
中近東風ギターにこのリズム。キーボード。
Voのエリックはジムモリソンに影響を受けたというし、BOCのDOORS好きは周知の事実。
しかしこのひねくれた味わいは本家には無く、すっかり自家薬籠中の物にしていて最高。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - Screams ★★ (2014-07-16 01:35:55)

さてここからB面。ベース担当ジョーの作詩作曲&リードVo。
深いリバーブとキーボードの効果で夢見心地になってしまう。
やがてテンポアップとベーシストらしいリフが、その夢を悪夢へと変えてしまい次曲へ…。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - Stairway to the Stars ★★ (2014-07-16 01:01:46)

今でもライブのオープニングとして演奏されることがある人気のナンバー。
唄い出しは可愛い言葉が続くのだが、突然不穏な単語が出てきてイメージを一変させる辺りはさすが。
そのあと「Kill them all, if you wish.」ですよ。
ジャケットを観ながら聴くとなお良し。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - Transmaniacon MC ★★★ (2014-07-16 00:02:40)

その昔3rdに惚れて、次に聴いたのがこのアルバムだったのだがこの1曲目にはノックアウトされた。
イカれたヘルスエンジェルスが爆走しているイメージが浮かんだのを覚えている。
そのくせ粗野で暴力的なサウンドの中でピアノの和音がクールに主張してくるのだ。
「NYの冷めた(覚めた?)狂気」というキャッチに納得。


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult - I'm on the Lamb but I Ain't No Sheep ★★ (2014-07-15 23:44:17)

妙に心地好いノリを持ったミドルテンポ曲。
後年発掘された前身バンド「Stalk-Forrest Group」のリイシューCDでもすでに近い雰囲気で演奏されているのが聴ける。
歌詞はカナダの警官を皮肉ったもの。
2ndでは更にハイスピードブギーにアレンジされアルバムトップを飾ることに。


BLUE OYSTER CULT - Secret Treaties ★★★ (2014-07-15 22:00:12)

やはりこれは棺桶アルバム。
HM好きの自分のベストバンドは所謂HMではないBOCなのだけど、根底には本作がある様だ。
サンディパールマンによるクトゥルー神話を匂わせた半コンセプト作品。
リチャードメルツァーやパティスミス作詩による3曲もトータルイメージは損なっていない。
練られた曲順、SE等により曲間の空白を無くした点は完璧という言葉を使いたくなる。
音楽的にもデビュー時の暴力的なサイケ感を払拭し次作以降に通じる叙情性を大きく打ち出し始めている。
この時期に最もサンディからの干渉が強まった(メンバーは不満だったようだが)結果、BOCの長い流れの中で最高作と称賛される作品が産まれた。
奇跡的なバランスだったのだろうか。
発表当時としてもおよそ最高とは言えない録音音質ではあるので、近年メタリカのカヴァー辺りから遡って聴いた方には軽く聴こえるかも知れない。
しかしこれはバロウズの表現した「Heavy Metal」のサウンド化としてひとつの完成形ではないだろうか。


BLUE OYSTER CULT - Secret Treaties - ME 262 ★★ (2014-07-15 21:15:40)

アルバムジャケにも描かれている戦闘機がそのタイトル。
ノリの良いR&Rナンバーのようで実のところ中々ひねくれた展開が聴き飽きさせない。
サンディパールマンの歌詞先行の賜物か。
以降ライブでも人気のナンバー。


BLUE OYSTER CULT - Secret Treaties - Dominance and Submission ★★★ (2014-07-15 21:03:24)

ややメロウな印象の2曲に続いての暴走HR。
イントロからもう眉間を撃ち抜かれるカッコ良さ!
燃えるGリフを支える八分打ちのバスドラ。
切り込むアルバートの「Oh,Yeah!」。
アメリカ東部のロックならではな覚めた熱さ。
中間部の掛け合いも狂的な魅力だ。