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LOS TRES MUNDES
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解説 - LOS TRES MUNDES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-07-06 00:07:42)

2012年発表の2nd。
おそらくバンド編成になってから初のアルバム。
…スリーブが小さくてキツくて開封しづらい…。

中心人物であるB.G.Ikannuna氏の経歴を見てみると、NOSTALGIEにDEEP-PRESSION、LUPUS NOCTURNUSなど錚々たる鬱ブラックが名を連ねていますが、こっちのバンドではごく真っ当なかっこよさのあるエクストリームメタルを展開していて驚きました。基本は鬱要素もあるブラックですが、熱く刻み込むリフ捌きがあったり、ノリのいいグルーヴ感のあるリズムを取り入れていたり、バンドサウンドを謳歌しているような作風。

ハイクオリティなエクストリームメタルと鬱要素を同居させている辺りはMANETHRENだったりIMPERIAL DEKADENZだったりといったバンドを思わせますが、こっちはプロダクションがクリアなだけでなく、ちょっと軽めなので、特に疾走パートにおいてどこか軽快さを感じるような作りになっているんですよね。

但し、鬱ブラック由来の引き攣った絶叫を交えたヴォーカルパフォーマンス、悲壮感のあるメロディを交えたトレモロや繊細なアルペジオ、どことなく妖しげな雰囲気を醸し出すスペイン語詞の響き、時折挿入される呪文を唱えるようなクリーンなど、この手に期待されるようなネガティビティの表現にもしっかり力が入っている感じもします。パートによっては鬱ブラックの音そのものだったり。

鬱ブラックのテイストを残しつつ、エクストリームメタルとしても非常にかっこいい音。不気味さや鬱さは好物だけど、アルバム通してミニマルな作りなのはどうも…という方にもお勧め。固すぎるスリーブで☆一個減らそうと思ったけど、内容が良かったので☆3つ(笑)。しかし、日本人の耳で聴くと「Ika-nu-na」と唱えている箇所は「いかんなぁ…」と嘆いているみたいでちょっと面白いです(笑)。



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