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SWORN TO THE ELDERS
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解説 - SWORN TO THE ELDERS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-06-22 23:19:59)

2010年発表の2nd。

男臭い哀愁ペイガンメロディをこれでもかと練り込んだギターワークを武器に、ブラスト爆走やスラッシーな疾走も交えミッドテンポ中心で壮大、かつドラマ性たっぷりに展開していく、かなりヴァイキングメタルに寄ったメロディックブラックメタル…簡潔に言えばそんな感じの作風ですが、このバンド、本当にフランス産なんでしょうか…(笑)。
メロディの濃さといい展開の大仰さといい、北欧のバンドよりヴァイキングらしいヴァイキングなんですけど(笑)。曲タイトルも「North」「Nordic」と言った単語が散見されますし。むしろフランス人のフィルターを一回通している分、「ヴァイキングらしさ」が更に煮詰まって、色濃く反映されているのかもしれませんね。

もちろん濃厚なだけでなく、音作りのクオリティも高く、ギターリフの厚みのある重厚でタイトなプロダクションは楽曲の壮大なムードを更に助長してますし、デス声と朗々としたクリーンを使い分けるヴォーカルは個人的にかなり好み。…と言うのも、EMPERORの「Anthems~」期のIhsahnの威厳のある歌声を時々彷彿とさせるんですよね、このクリーンヴォーカル。良い声過ぎて聴き惚れる…。

そして楽曲そのものも実に素晴らしい。特に3曲目「To Enter the Realm of the Ravenlord」は男臭いギターメロとクリーンの掛け合いが余りにも濃厚、かつTAAKE辺りを思わせる土着哀愁メロが聴けるかなりの名曲。哀愁だけでなく、儚さも秘めたメロディが聴ける「Upon the Throne of North」、エピックな展開の「Nordic Dawn」、珍しく笛クサメロも登場する「Icewinds Unleashed」など、どの曲にも聴かせ所があって金太郎飴になってないのが良いですよね。「ヴァイキング流儀の叙情トレモロの横行するメロブラ」という縛りの中でしっかり曲を個性付け出来てるのは本当センス良いと思う。

ヴァイキング系でも例えばSVARTSOTやEQUILIBRIUMのような民族楽器や笛全開のものよりも、KAMPFARやHELRUNAR、NATTSOL辺りの、リフのメロディ重視のメロブラに近い音楽性のバンドが好みの方にお勧め。



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