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THE RETURN TO DARKNESS (2010年)
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THE RETURN TO DARKNESS
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解説 - THE RETURN TO DARKNESS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-09-24 23:46:00)

2010年発表の3rdにして、名門Candlelight移籍作。
インド産とは思えない、辺境色の殆ど無い、非常にクオリティの高いシンフォニックブラックで、CDショップの紹介ではDIMMU BORGIRやLIMBONIC ARTが引き合いに出されてますが…

(最近の)DIMMUが生オーケストラとメタルサウンドの壮大なブレンドで、(初期)LIMBONIC ARTが低音質とキーの洪水で、それぞれ「映像美」を描く傾向が強いのに対し、このバンドはそういう要素も取り入れつつも、非常に物語性に富んだ曲展開を重視している感じ。シンフォブラックであると同時に、エピック・ブラックでもある作風と言える音だと思う。

驚いたのは、シンフォブラック特有の煌びやかな音像に依存し過ぎない、曲自体の構築性の高さ。ABIGAIL WILLIAMS(の1st)ばりの派手なキーボードで聴き手を圧倒するパートもあれば、キーを一旦引っ込め、メロデス的な鋭いリフでメタリックに聴かせるパートもあり、部分毎の音像にかなり幅がある感じ。しかもその上、その長所を最大限に活かして、ドラマティックな曲構成をしてるんですよね…。これはCandlelightが放って置かないはずです。欲を言えば、クリーンVoがもう少し上手いと良かったなぁ…曲は非日常の極みみたいなのに、いまいちなクリーンが妙に所帯染みて聴こえてしまう…(笑)。

歌詞を読んでみてもフィクショナルな世界観をシリアスに描き、アルバムで一つのコンセプトを成すような作りにしている辺り、リアルな邪悪さよりもエンターテイメント性を重視していると思う。そういった、「ドラマのような音楽」が聴きたい方なら、シンフォブラックファンならずとも聴く価値アリです。



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