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幻想郷から超鋼鉄重低爆音 (2010年)
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幻想郷から超鋼鉄重低爆音
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解説 - 幻想郷から超鋼鉄重低爆音
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-08-29 22:42:00)

2010年発表の1st。
東方関連の書籍付属CDに収録された曲のアレンジ。
個人的に理想のメロスピを提示してくれたUNLUCKY MORPHEUSのyuki氏が新たにメロデスバンドを
立ち上げるという事で、非常に期待の高かった作品ですが…期待通りのクオリティですね。
メロディとグルーヴを両立させるのみならず、所々プログレ性をも感じさせるほど
練りこまれたリフ、時折ブラストも取り入れた強烈なリズムなど、この手にありがちな
「ヴォーカル除いたら正統派じゃん」という陥穽にも嵌まらない、しっかりとした
メロデスを聴かせてくれます。
今回は書籍曲のアレンジという事ですが…書籍曲って、ゲーム曲と比べるとキャラが
立ちすぎたメロディが少ない代わりに、雰囲気のあるものが多いという印象がありますが…
そういう曲を選んだ事で、メロディに頼り過ぎない、メロデスとしての骨太さが
際立っている気がします。あと、何気にyuki氏のヴォーカルが良いんですよね。
凶悪というよりは、「凶暴」と表現したくなるような荒々しさで、なかなかかっこいいです。
ただ、海外のメロデスにも劣らない聴き応えはあるし、コストパフォーマンスも非常に
高いんですが、「理想のメロスピ」UNLUCKY MORPHEUSと比べると少し個性に欠けるような気も。
国産メロデスなら、歌謡曲以上にメロディを重視したHATRED ANGELや、ピアノ・メロデスという
ジャンルを確立させたMY MATERIAL SEASONのそれぞれの新譜のような、確固たる個性や魅力が
欲しかった所。と言っても、メロデスか東方アレンジの何れかに興味があれば、まず買って
損はないとは思いますが。



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