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ARS OBSCURA (2009年)
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ARS OBSCURA
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解説 - ARS OBSCURA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-07-19 12:27:00)

2009年発表の2nd。

所属レーベルやアートワーク、バンド名からは、邪悪さ重視型ブラックの匂いが感じられますが…意外にもトレモロリフの叙情的なメロディの強調された、メロディックなブラックで、陶酔感の感じられる疾走パートなんかはメロウなプリブラ好きにはどツボじゃないかと思う。

ただ、ドカドカと突っ走るドラム、トレモロリフの乗りも良いノイジーな平坦リフが、抜けの良い音で録音されているお蔭で、「迫力」はあっても「うるささ」はそれ程感じないクリアな音に仕上がっていたり、テンポを落としてヘヴィな刻みリフや叙情的なメロで聴かせるドラマ性のある展開があったり、プリブラそのものではなく、その要素を上手く取り入れたメロディック・ブラックと言えそう。

また、全編通してかなり前に出されている、メロディそのものも特徴的ですね。WATAINやNED勢に通じるような邪悪さ、毒々しさが感じられつつも、時々日本の土着的なメロディに通じるような、妖しく湿った怖さを感じさせるメロディが出てきて耳を惹きます。
イタリアのバンドなのに、桜の下に死体的な感じのメロディが聴けるという(笑)。

ヴォーカルも典型的なブラックのがなりながら、イタリア語の響きがどこか呪術的な雰囲気を醸し出していて悪くないです。ただ、最初の語りは別トラックだとより良かったかも。ぶっちゃけ最初「早く始まれよ」とか思ってしまったし(笑)。

メロディックさ、ドラマ性、邪悪さ、プリブラ的感性を上手く両立させたブラック。メロウさ・陶酔感重視型の、プリブラ的感性を持ったメロブラが好きな方にお勧め。多少のノイジーさはありますが、WATAINやPROFUNDIが聴ければ十分行けるレベルです。



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