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ULTRAVIOLENCE ÜBER ALLES (2002年)
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ULTRAVIOLENCE ÜBER ALLES
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解説 - ULTRAVIOLENCE ÜBER ALLES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-03-09 00:02:00)

2002年発表の1st。

09年に他アーティストによる全曲のリミックスを加えて再発されました。私が持ってるのは再発盤ですが…この二人のイケメンが濃厚に口づけするジャケは、ある意味Aアノレクの3rd以上に背徳性を感じるんですが…もっと人に見られたくない感じ(笑)

路線としては、ダンサブルなインダストリアル・ビートに、リズミックさを更に強調するような刻みリフを絡め、そこにブラックメタルバンドらしい不穏なキーボードや、凶悪にアジるヴォーカル等を乗せたインダストリアルブラックで、「Reign of Light」「Solar Soul」期のSAMAELに近い音。キーボードのフレーズに不穏さだけでなく、クラシカルな美意識も感じられるのは、やはり元アノレクのメンバーの感性に因るものが大きいのでしょうか。
SAMAELがクールさとポジティブな暗黒エナジーを強く感じる作風なのに対し、こっちはもっと厭人的かつ好戦的で、より凶悪な雰囲気を纏っていると思う。歌詞もストレートに凶悪だし。

再発に当たって追加されたリミックスですが…なんなんですかこの濃ゆい内容は(笑)。展開を破壊し、より純粋にインダストリアルに傾倒したアレンジ、ブラックメタル的な凶悪さをより強めたアレンジから、インダストリアルからもメタルからも離れ、普通のロックになったようなアレンジまで、かなり幅広い上に面白い。「Political Police」とか歌詞以外に原曲と共通する要素あるんでしょうか(笑)。例えるなら、ARCTURUSの2nd(La Masquerade Infernal)とリミックスアルバム(Disguised Master)が同梱されているような濃さ。欲を言えば、多少値段は上がってもいいので、リミックスは別ディスクにして欲しかったかも…これだけ濃いものを本編の後に持ってくる構成は結構キッツいです(笑)。

SAMAELなどの、特にリズム面でインダストリアル化しているブラックメタルが好きな方ならおそらく気に入るであろう作品。アノレクが好きだった人も、初めは戸惑うかもしれませんが、慣れれば退廃性・好戦性が心地良く感じるのでは。もし買うなら是非リミックス入り再発盤を。…と言っても、多分普通に買えるのは再発盤だけだと思いますが…。



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