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ASSORTED ARMAMENT (2007年)
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ASSORTED ARMAMENT
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解説 - ASSORTED ARMAMENT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-12-09 00:29:00)

2007年発表の2nd。

このバンドはスウェーデン産ですが…演っているのはダーティな刻みリフと、ロック(ンロール)的なノリのいいリズムなどを取り入れた、ブラック黎明期以前のアングラメタル色の濃い路線で、DARKTHRONEやSATYRICONなどの、ノルウェー産ブラックの大御所の近年の作風に近しい物がありますね。ハードロック寄りドゥームのような雰囲気がある辺りは、フィンランドのBARATHRUMに通じるものも。

DARKTHRONEがやさぐれたアングライズム、SATYRICONが暗黒を表現しているように思えるのに対し、このバンドの音には「病的さ」が強く感じられるのが大きな特徴。刻みリフに潜ませたメロディには、聴き手の耳孔に毒を流し込むような薄気味悪さ、不穏さが根付いていると思う。この辺りのセンスは、LIFELOVERやONDSKAPTなど、病的志向の強いバンドのメンバーが関わっているのも深く関連があるのかと。

ヴォーカルも曲調に負けないくらいビョーキですね…(笑)。
このヴォーカル、全然「叫んでいる」だとか「がなっている」だとかいう感じがしないんですけど…。声帯が魔形化した人間が普通に喋っている感じの、潰れに潰れた不気味な声。リフもリズムもノリノリなのに、どうしようもなく辺りが暗く感じられるのはこの歌声があるからこそだと思います。

…DARKTHRONEだったらライブハウスで呑んだくれて演奏する姿、SATYRICONならオーディエンスを煽動する姿が浮かぶんですが、このバンドは一番浮かびにくいですね(笑)。どこまで行っても廃墟、みたいな。前述の、最近のノルウェー産ブラックの大御所の作品が好みで、LIFELOVERやONDSKAPT辺りにも何か感じる物がある方は是非。



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