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BONE WITH HATRED
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解説 - BONE WITH HATRED
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-11-23 11:28:00)

2009年発表の1st。

CDショップやネットなどでは、よくアンビエントブラックとして紹介されてますが…アンビエントブラックって、情景描写に主眼を置きつつも、あくまでバンドサウンドがメインのタイプと、アンビエントやノイズ、ドローンの要素がバンドの音を飲み込んでいるタイプとがありますが、この作品は前者ですね。ジギジギに歪んだバンドサウンドをアトモスフェリックなキーが包む作風で、疾走パートもありアンビエント以前に、ブラックのアングラなかっこよさがたっぷり詰まった音だと思う。

しかし、このバンドも異常なまでに情景描写能力が高いですよね…基本RAWな音作りながら、ベースを効かせ、ノイズ質を操作することで作った有機的な闇の中で、鬼火のようにキーボードが揺らめく情景には、魔性や神秘性といったなにか超越的な物を感じます。哀愁や鬱よりも、「不吉さ」という微妙な情感を表現できる、キーやアルペジオによるメロディのセンスも半端じゃなく良い。マジでこの音、世界中の厄や災いを集め、呪術を使って音にした…みたいな感じがするんですが(笑)

このバンドを独りで演っているLemmy氏は、THE EXCUTEというバンドで日本のハードコア黎明期から活動し、シーンに大きな影響を与えたと言う事ですが…確かに、シーンに影響を与えるほどの才能に恵まれた人が作った暗黒音楽という感じがしますよね。アンビエント的音質・ノイズ質操作という今風の要素を取り入れながらも、リフが割とオールドスクールなのは彼の音楽遍歴が関係してるのかも。

…LUNAR AURORAやLEVIATHANなどの、バンドサウンドを用いて、非日常的な「超越性」を描き出すバンドが好きなら、この作品を強くお勧めします。



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