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RUNALJOD – GAP VAR GINNUNGA
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RUNALJOD – GAP VAR GINNUNGA
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解説 - RUNALJOD – GAP VAR GINNUNGA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-10-31 06:59:00)

GORGOROTHのEinar、Gaahl等によるフォーク/アンビエントプロジェクト第一弾。
2009年発表。ライナーを読むと、三部作のうちの一枚目となっているようですね。

靄が掛かったような、妖しげな雰囲気を醸し出すドローンとトライバルなリズムをバックに、男性ヴォーカルの詠唱や女性ヴォーカルの祈祷的歌唱、フィドル等による民族的メロディなどが乗り、本格的に中世のシャーマニックな世界観を描く、神秘的なサウンド。民族的なクサメロやディフォルメされて分かりやすくなったヴァイキング像などの、エンターテイメント性はほぼ皆無で、GRAVELANDやLUCIFUGUMと比べてももっとストイックな音を出してると思う。

そのせいか、遠くの村で儀式の煙が上がっているのを見ている感じだったり、陶酔の中で儀式の幻覚を見ているようだったり、どこか俯瞰視点で情景を見ているような雰囲気があるんですよね。それが逆にサイケな感じを際立てていると思う。…でも、ヴァイキングについて知識があるとは言い難いうちらが聴くと、中世のヴァイキングやルーンといった景色じゃなくて、未開の森の首刈り族みたいなものを想像してしまうんですけど(笑)。

余りにも本格的に世界観を追求しているため、かなり人を選ぶ作品だと思います。
フォークメタルでは物足りなくなったペイガン好きには大推薦。



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