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NINEWINGED SERPENT (2007年)
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NINEWINGED SERPENT
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解説 - NINEWINGED SERPENT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-09-22 11:16:00)

2007年発表の1st。

MARDUKのLegion、Emil在籍との事ですが、ネームバリューに恥じない質の高さですね。MARDUKと比較すると、刻みリフがより多く、スラッシュビートも多めでデスラッシュ寄りのブラックと言えそうな音楽性。GOD DETHRONEDをもっと暗黒寄りにした感じというと近いと思います。メロはメロデス的なかっこいいものもありますが、基本MARDUKの「La Grande Danse Macabre」辺りに近い頽廃性の篭もったものが多く、MARDUKを愛聴して来た人にも受け入れやすそう。

結構ブラックメタルって、リフにしろリードにしろメロディを奏でる楽器の音が控え目なことが多いですが、この作品はそれがかなり太く、元々のブルータリティとの相乗効果で迫力のあるサウンドになってますね。メタルとして非常に質の高い、硬質な音作りから「もしや…」と思いましたが、やっぱりミックスはFredrik Nordstromでした。

にしても、やっぱりLegionの声は良いですね。
血糊をペースト状にして塗りつけるかのようなダミ声は、MARDUKの時同様のエグさで迫ってきます。なんか彼の声って、聴いてて耳に気持ちいいんですよね。(MARDUKの)Morganは彼がMARDULを脱退した理由について、育児と喉の疲弊を挙げてましたが…これを聴く限り全く劣化してないと思うんですが…。

一つ欲を言うなら、MARDUKでいう「World Funeral」のような圧倒的なキラー、「Summers End」「Deathmarch」のようなイレギュラーな曲が欲しかった所。曲、演奏、音質どれをとってもそこらのバンドを寄せ付けないクオリティがあるんですが、どの曲も高いレベルで纏まりすぎていて、少し変化にかける印象も。そこがクリアできたら、名盤になったんじゃないかと思います。



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