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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-06-27 23:34:00)

2009年発表の1st。
タイプとしては、インダストリアル・ゴシックになるのでしょうか。
厚いギターリフの音色など、バンドサウンドは確実にHM/HRの範疇に入る音ながら、
ダンサブルな打ち込みビートと生ドラムの併用や、全体的に大胆にプログラミングを
導入するなどエレクトロニカ要素もかなり強い作風。…個人的には、このバンドのリズムの
組み方大好きですね。相当ヘヴィかつ、一部結構ノイジーな部分も音ながら聴き心地が
良いのは、打ち込みドラムの陶酔感と心地良さと、生ドラムのダイナミズムと気持ち良さが、
どちらも損なわれることなく共存しているリズムによる所が大きいのではないかと思います。
プログラミングの方もかなりセンスが良く、ただインダストリアルな作風だからただ無機質な
音を入れるというのではなく、時にパーカッションなどの有機的な音を入れたり、無機質な音に
有機的なうねりを与えたり、多種多様なアレンジで飽きさせず聴かせてくれます。
ヴォーカルメロディは歌謡的ではなく、あくまでリズムを強調している感じですが、シンガーの
挑発的に歌ってるときの倖田来未さんにも通じるコケティッシュさがある声質もあって、
フックはしっかりあるのが良いです。これが前述のリズムと組み合わさると、凄く洗練された
かっこよさがあるように聴こえるんですよね。
全編を通して、特にダレることもなく心地良く聴ける作品で、1stにして音楽性が
確立されているような完成度の高さのあるアルバムだと思います。欲を言えばリフはもっと
凝って欲しいと思わなくもないですが、日本のメタルの未来は明るいと思わせるに充分な音。
なんとなくマンソンと通じるものを感じるんですが、個人的には最近の妙に小難しい
マンソンよりもずっと好み。雑誌など各メディア(特にBURRN!)も、こういうスタイリッシュな
かっこよさのある、しかも将来有望なバンドを応援して欲しいな…と思います。



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