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解説 - CATASTROPHE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-03-22 20:24:00)

2008年発表の1st。

某店では、「和製CRADLE OF FILTHをコンセプトに、未だ確立されていない日本のGothシーンを確立すべく活動する…」みたいなコピー(うろ覚え)でプッシュされていたこの作品ですが、実際に聴いてみるとトレモロとメロい刻みを多用したメロブラ的手法、美麗なツインリードでの泣きメロを多く取り入れたメロデス的音像、全体に漂う耽美で退廃的なゴシック的ムードなど、各ジャンルの美味しいとこどりをしたメロブラ/メロデスという感じ。

レーベル名がInner Circle Japanなので、「どんだけ初期ノルウェジアンかぶれの音なんだろう」と思わせますが、BURZUMやMAYHEM、THORNSなどのインナーサークル関連のバンドと共通するような部分はほとんどなく、むしろDARK TRANQUILITYやSERPENTなどメロデスに近い音。特にリフやリードに込められた甘美なメロディの良さは特筆に値し、北欧のバンドでも「これ以上やったら甘すぎになってしまう」と躊躇しそうなところをためらいなく踏み出すメロウさ加減は、同じく国産のSERPENTに匹敵すると思う。ヴォーカルも低音咆哮と高音絶叫を使い分けるタイプで、特に泣きの入った張り裂けるような絶叫がかっこいいし、総じて音のレベルは高いと思う。ただ、音質は第一線のバンドと比較するとまだ弱いし、歌詞も正直チープな感じがあるのがネック。

個人的には、和製COFというよりはメロブラ化したSERPENTという印象。向こうと違って、ギターヒーロー的な売り出し方をされていないため(むしろヴィジュアルの売り出し方はV系っぽい)未チェックの方も多いと思われますが、こっちも素晴らしい出来。新人バンドの30分足らずのアルバムに2000円出すのは結構勇気が要ると思うんですが、これはメロブラ/メロデスや国産ブラック好きなら買って損はないと思います。



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