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VOID TERRA FIRMA (1990年)
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VOID TERRA FIRMA
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解説 - VOID TERRA FIRMA
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2009-02-11 00:37:00)

色々と個人的問題を抱えていたケン・エルキントン(Vo)の首を切り、元LOUGHING DEADのスティーヴ・エスコヴァルを
新Voとして加入させる事で、結成以来、長らくの懸案事項だった「定着しないフロントマン」問題に決着を付けた
DEFIANCEが'91年に発表した、ファンからもメンバーからもバンドの最高傑作と高い評価を得る2ndアルバム。
FORBIDDENやXENTRIX等との仕事で知られるジョン・カニヴァルティがプロデュースを手掛け、クランチの効いた、
如何にもベイエリア・スラッシュ然としたサウンド・メイクが施された本作は、TESTAMENTのフォロワーっぷりが揶揄された
1st『PRODUCT OF SOCIETY』に比べ、名曲“KILLERS"のカヴァーが何の違和感もなく本編の流れに馴染んでいる事からも明らかな通り、
今回は楽曲がよりドラマティックに練り上げられ、サウンドのIRON MAIDEN(パワー・メタル)化が進行。
これは、力強くメロディアスに歌える実力派Voの加入と、演奏が更に骨太に逞しくなり、ヘヴィネス面が一層強化された事に
よる効果と思われ、特に、ツインGがドラマティックなフレーズを奏でるアルバム表題曲①は、その好例かと。
それでいて、スラッシーなアグレッションや疾走感は全く失われてはおらず、相変わらずTESTAMENTテイストが
色濃く滲む②や、本編随一のスピードで押し切る④、ドスを効かせて畳み掛けて来る⑦、勇壮なメロディを奏でる
ツインGをフィーチュアして突っ走る⑩といった楽曲は、スラッシャーならガッツポーズ物のカッコ良さを誇っている。
日本デビュー作となった作品でもあり、現在でも容易に国内盤の入手が可能なので、DEFIANCE入門編としてお薦めの力作。



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