86年の9th。前作Standing on the EdgeからTonight It's Youが小ヒット、Top GunサントラにおいてMighty Wingsで健在ぶりを示し、復活へのお膳立ては出来ていた。にも拘らずチャートでは前々作Next Position Pleaseを下回る100位圏外と、80年代ではどん底の結果。何がいけなかった? 彼ら流のポップロックは貫かれているし、時代の趨勢に従って音も若返っている…それを迷いと言う人もいるし、エンジニア畑のプロデューサーのせいで音が無機的という見方もあるが、全てはit's up to you、判断したのは彼ら自身。素人目で考えるに、もっとシングル攻勢をかけるべきだったと。少なくとも自分がコメントした曲はそのポテンシャルがあるのに、米国では10.のみ、欧州で6.がリリースされただけではプロモーションもままならない。ちょっと上向きになったからって油断したね。本格的な復活劇はやはりTOM PETERSSONの復帰を待たねばならなかった。