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IN WRATH PRINCIPLE (2008年)
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IN WRATH PRINCIPLE
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解説 - IN WRATH PRINCIPLE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-08-31 10:21:00)

2008年発表の1st。
DSOやMGLA等とのオムニバスを聴いた時から気に掛かってたんですが、ようやくフルとなるアルバムを出してくれましたね。この前にもEPやライブ盤(テープ)等も出してるみたいです。

フィンランドと言うとSATANIC WARMASTERを初めとして、CLANDESTINE BLAZEやHORNA、SARGEIST等良質なプリミティブブラックメタルバンドが多数存在し、今や北欧の中でもプリブラのメッカになりつつあるという印象があるんですが、このバンドもやはりプリミティブに属するようなブラックメタルを演ってますね。

プリブラ特有のRAWな雰囲気や衝動性、酩酊感だけでなく、SETHERIALの近作に通じるようなブルータリティや構築性も備えている所がこのバンドの特徴でしょうか。音質のほうも、各楽器が漏れなく聴き取れる鮮明さで、特にドラムの音には迫力があり、作品のブルータリティを良く伝えてくれます。

ただし、ギターはプリミティブ系特有のノイジーさで、最初聴いた時は「うわ、耳痛っ!」とか思ってしまったほど(笑)。まあ、DARKTHRONEが聴ける人なら3秒くらいで慣れますが(笑)。このギターの歪みのキツさが、曲のブルータリティを精神的なものにも転化させている感じ。

ヴォーカルのねちっこい潰れた絶叫にダウナーな気味悪さを加味したようなパフォーマンスも実に素晴らしく、曲の禍々しい雰囲気を更に濃い物にしてると思います。メロディの質も違うし、こっちの方がギターの歪みが強く音像もかなり異なるんですが、個人的にはCATAPLEXYと似た雰囲気があると感じました。10年選手で、1stアルバムのリリース時期が遅くて、ライブも重視しているなど、共通点が多いからかもしれません。

良質なものが多いフィンランドのプリブラの中でも、SxWxやCxBxと比べても劣らない魅力があると思う作品。プリブラファンならばマストと言ってもいいアルバムだと思います。



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