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SOULSAVIOUR (2005年)
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SOULSAVIOUR
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解説 - SOULSAVIOUR
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-08-02 22:52:00)

2005年発表の2nd。
裏ジャケを見る限り、どうやら三部作の真ん中という位置付けの作品みたいですね。

このバンド、あまりブラックメタル好きの間で大きな話題を集めたという話は聞かないんですが、参加・関連メンバーがこの手を聴くリスナーから見たらかなり豪華。ENSLAVEDのGrutle(前作の一部ヴォーカル)やRED HARVESTのLRZ(プロデュース、ミックスなど)を初めとして、RAISON D'ETREのPeter Andersseon(一部作曲)やWHENのLars Pedersen(一部パーカッション)まで参加してます。次のアルバムではMZ.412までプログラミングで参加してるとか…後半の方は、もう北欧の恐い音楽アーティスト大集合って感じじゃないですか(笑)

肝心の音楽の方も、参加・関与メンバーの豪華さに負けないだけのものがあると思います。ブラック特有のトレモロリフだけでなく、メタリックなリフも効果的に使い、ミディアム中心でどっしりと聴かせる手法や音の質感などは近年のENSLAVEDにも通じる物がありますが、アトモスフェリックなキー、打ち込みのリズムやサンプリング、ダークアンビエント的なパートなども取り入れていて、音を通じて見えてくる風景はむしろRED HARVESTやVOID、MANES、初期ZYKLONのようなサイバーな感じ。ありそうでない個性的な音楽性だと思います。

もちろん、個性的なだけでなく、トレモロと刻みを上手く使ったリフ捌き、インダストリアル要素の導入のしかた、ヴォーカルのエグさなど根幹の曲自体の質も高いと思います。特にヴォーカル、ENSLAVEDのGrutleを少し低めにしたようながなりデス声ですが、真に迫った迫力はGrutle以上と言っても過言ではないかもしれません。

新品が安かったから買ってみたんですが、想像以上に良かったです。しかしRAISON D'ETREやWHENの名前をここで見る事になろうとは…。やばい連中は皆繋がってるんですね(笑)



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