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DARK SPACE Ⅲ
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DARK SPACE Ⅲ
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解説 - DARK SPACE Ⅲ
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-24 18:24:00)

2008年発表の3rd。
青黒い盤面が実にお洒落で、見ていてなんか癒されます(笑)

質量感・奥行きのある音響的ギターノイズに神秘的なキーボードを絡め疾走する事で独自の宇宙観を演出し、ブラック好きの間でも高い評価を得たDARKSPACEですが、今作もその路線自体に大きな変更はなく、前作よりもいい意味で聴きやすく、洗練された作風になっていると思います。

まず耳につく変化はギターリフに、存在感のある刻みを取り入れていること。前作は聴いていて宇宙に吸い込まれるような感覚を覚えたんですが、今作はこうした変化のお陰で宇宙自体が意志を持ってこちらを食い殺しに来ているかのような恐さも同時に感じられますね。普通刻み入れたらグルーヴィになりそうですが、こうした要素をあくまで音響面に貢献させているセンスは流石。

また、一曲一曲が短くなった(と言っても平均10分以上ですが)こと、キーボードによるメロディの存在感がより大きくなった事で、前作よりも取っ付きやすくなったんじゃないかと思います。まあ、トータルの演奏時間は約80分とCDの記録面ギリギリまで入ってるし、やっぱりカルトはカルトである事に変わりはないんですが。

ぶっちゃけ、作風に大きな変化はないだろうし、2nd持ってるから今作は買わなくても良いかな…とも思ったんですが、この内容なら買って良かったです。前作は気分じゃない時に聴くと少し辛い部分もあったんですが、今作はそういう時に聴いてさえ取り込まれてしまうくらいのレベルの高さ。

DARKSPACEを聴くなら、まずはこの作品がお勧めです。



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