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Abstrakt Algebra (1995年)
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Abstrakt Algebra
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解説 - Abstrakt Algebra
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Recent 50 Comments



1. 殺戮の聖典 ★★ (2008-02-10 11:55:00)

「北欧のBLACK SABBATH」と呼ばれたCANDLEMASSのライフ・エドリング(B)が独立して新たに結成したバンドの'94年発表作品。
元TREAT~SWEDISH EROTICA等のマッツ・レヴィン(Vo)、元CANDLEMASS~KING DIAMOND~MEMENT MORI等のマイク・ウェッド(G)らが参加。
やはりBLACK SABBATHを想起させるダーク&ヘヴィな音蔵であるが、ダウナー系のような陰鬱とした雰囲気はなく、美しいメロディやキーボードの使われ方はむしろゴス系に近い。
ヘヴィでありつつも美しい「STIGMATA」、演奏が渾然一体となって襲い掛かってくる「SHADOWPLAY」、引き摺るようなギターとディープな歌唱がかっこいい「NAMELESS」、絶望的な緊張感が漂うバンド名を冠したナンバー「ABSTRAKT ALGEBRA」と、アルバム前半の4曲が特に強烈だ。
マッツ・レヴィンのディープで熱いヴォーカルも見事だ。




2. N.A.ROCKS ★★ (2012-06-10 22:50:52)

ライフ・エドリングがCANDLEMASSで出来ない事をやる為に結成したバンド。
結構聴きやすく普通のメタル・ファンでもいけそうです。古典的ハードロックぽいドゥームでしょうか。ヴォーカルはマッツ・レヴィンでこれがはまっています。本当器用な人ですね。今現在も代役としてCANDLEMASSのヴォーカルですが。



3. 失恋船長 ★★★ (2024-11-04 02:20:32)

過去の発言がまた消えているぞ?ホントに投資詐欺にあった気分だよ。なぜ消える?100以上消えているぞ??

と言うわけで、偶然消えたのを見つけたので再投稿します。本当に投資詐欺にひっかかり掛け持ちバイト気分です。

諸処の問題を抱え解散したCandlemass。そのメンツが揃い再始動したのがこのバンドであり、ある意味Candlemass第二弾とも言える。
その音楽性は北欧テイストを抱きかかえながらも暗黒面をフィーチャー、冷ややかな感触の中にすり込まれるドンヨリとしたヘヴィサウンド、その黒く濁った感性は泥水のようにウネリ、まとわりつく。合間に聞こえる悲哀に満ちたピアノの音色もアクセントに、パワフルかつアグレッシブなオープニングナンバーはCandlemassファンは勿論だが、それ以外のファンも喜ばせるような名曲となった。
その印象とは2曲目以降も続き、燃え上がるマッツ・レヴィンの歌声が暗黒面を焼き尽くす。刺激的かつ過激な古典メタルをやり切っている。

コンビネーション抜群のギターワークを披露、陰鬱なる世界観を巧みに表現することでバンドサウンドを司ることに成功している。ヘヴィなリズムを叩き出すドラムは酔いどれグルーブを規則正しく刻み上げ、抜群のタイム感でドゥーミーなヘヴィロックの根幹を成す、だから二本のギターが縦横無尽に駆け巡れるのだ、そしてバンドサウンドのブレインと言えるベースは冷静な目で、この燃えさかる暗黒サウンドを見つめ、統率力を発揮しているようだ。

聴きようによっては伝統的ドゥームから2000年代に繋がるモダンヘヴィネス勢へと手本となるようなサウンドを轟かせ、自らの独自性とCandlemassとの相違を高らかに宣言している。ラストは15分にも及ぶ大作ナンバー、このバンドの高い技術力が試された一曲でもあり。RASHドゥームロックをやる見たいな、重さと場面展開の多さで聴き手を唸らせた。
しかし残念ながらバンドはアルバム一枚で解散。幻のセカンドアルバムは録音されるも仕上がり満足できずにお蔵入となり、気がつけばCandlemassの再結成となる。そしてマイケル・アモットを迎え入れたDactylis Glomerataをリリース。2006年に再発された2枚組のDactylis Glomerataには、その幻のセカンドアルバムがボーナストラックとして復活していますので、ご確認ください。



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