この曲を聴け!
ORTHODOXYN (2007年)
MyPage

ORTHODOXYN
モバイル向きページ 
解説 - ORTHODOXYN
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-12-06 14:18:00)

2007年発表の4th。
雑誌やネットにて、「KENOSE以降のDEATHSPELL OMEGAにも通じる作風」だとか「Norma Evangelium Diaboli系のバンドに近づいた音楽性」などの風評を目にしていて気になっていた作品。…そんな事言われたら、買わないわけにはいかないじゃないですか(笑)

確かに、寒々しさよりも混沌を重視した雰囲気作り、疾走パートにおける「ブラストにリフが乗る」というよりも「リフの作り出す混沌をブラストで切り裂く」もしくは「混沌にブラストで突っ込んでいく」ような他バンドとは一線を画するカオスの表現、低音もしっかり効いている迫力あるプロダクション、低音がなりのヴォーカルなどかなり共通点は多いと思います。ヴォーカルはこっちは下水道並の低音も使っていてめっちゃエグいです。

個人的に特筆したいのは前述した低音の効いた、凄みのある音質。
このドスの効いたプロダクションが、カオティックな曲の雰囲気を更に濃い物にしていて、特にスローパートにおいて血と膿が呪詛の力でスライム化し、その中で融かされるようなグロテスクな禍々しさを発散しているように感じました。このバンドはSM的な事も題材にしてたようですが、今回はそういう卑猥さよりも混沌と、その中にある宗教的な神秘性が強いように思います。っていうか、この勢いでSM行為なんかしたら死人が出ます(笑)

ブラックの宗教性、神秘性以外にもデスにも通じる猟奇性やブルータリティも感じられるサウンドなので、エクストリームメタル好き全般にお勧め。特にBEHEMOTH辺りが好きな方はハマるかと思います。クオリティでも向こうに全く引けを取りませんよ。

ちなみに、私は限定盤の縦長デジパックの方を買ったんですが、想像力を刺激するような宗教的なアートワークが鏤められ、なかなかに豪華。こういうアートワークへの拘りもNED的なのかもしれませんね。ただ、紙質的にかなり汚れやすそうなのがネックですが…。




2. snilor ★★ (2008-02-07 19:20:00)

正直に言います、最初は全然このアルバムに溶け込めず、暫くは聴いていませんでした。
しかし最初は馴染めなかったのですが、次第に理解できるようになって、
今では07年ブラック豊作の中でも屈指の名盤では無いものかと思うようになってきました。
(まぁ07年に出た全てのブラックメタルを聴いたというわけでは当然ありませんが…)
楽曲はデスメタルに通じるパートがあったり、それでもってブルータルな暴虐性も強いです。
基本的にはジワジワと迫ってくるサウンドで、それに時折強烈なブラストをかましたりで、勢いよりも、
所々を強烈に攻めるといった感じで、また、あっと思わせるような展開があったり、楽曲はかなり作りこまれていると思います。
それでもって遅いパートもしっかりと聴かせてくれて、勢いのあるパートに流れ込む。
この辺はなんと表現すべきか…ツン:デレ=9:1の割合のツンデレっ娘の強烈なデレがたまらないとでも言うべきであるか…って自分はなんてこと書いているんだ(苦笑)
ちなみに遅いパートと速いパートが9:1であるのかと言われたら全然そんなことはありません。
デスメタルっぽさがあるのは事実で、僕みたいな全くデスメタルは聴かないブラックメタラーからすれば、少々不安なところがあるかもしれませんが、
ちゃんとブラックメタル特有の醸し出す邪悪さ、展開などで悶絶するところも多いです。



3. GOD ★★★ (2014-02-02 23:30:12)

2ndの頃はSM的な要素がありましたが、今作ではそういう要素は減り、宗教的な感じが強くなりましたね。
2ndよりも緩急はついてますが、それでも突進パートは多く凄まじいです。
後期DSOやFUNERAL MISTをもっとデスっぽくした感じでしょうかね。
かなり強烈なアルバムだとは思いますが、ブラッケンドデスメタル好きには激しくおススメ。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示