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DEATHSPELL OMEGA
FAS - ITE, MALEDICTI, IN IGNEM AETERNUM
(2007年)
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Obombration
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The Shrine of Mad Laughter
(6)
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コメント・評価
Recent 50 Comments
1.
なぉ
★★
(2007-07-22 15:08:00)
期待通りの出来。収録曲6曲にして総計約46分、大作曲がメインです。
相変わらずといえば相変わらずではあるのですが、本作ではプログレッシヴな展開に特に磨きがかかっているような印象です。また、ところどころで窺えるポップさや美メロがとても良いアクセントになっているのではないかと思いました。
聴き込み甲斐のありそうな作品です。
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2.
Usher-to-the-ETHER
★★
(2007-07-29 22:53:00)
2007年発表の、遂に発表された4thアルバム。
私を含め、心待ちにしていたブラックメタラーも多いはず!
作風的には、大量の膿が渦巻いて襲い掛かって来るようなグロテスクな、ブラックの中でもレベルが高いと思われるリフ捌き、トップスピードがちょっと有り得ない事になってるドラム、Mikko社長の威厳、野蛮さ、悪意を兼ね備えたがなり声、大作主義でカオティック、かつプログレッシブな曲構成と、基本的にはKENOSEやVA提供曲の路線を押し進めた感じですね。
今回はドラミングが更に凄くなり、疾走パートなんてブルデスやグラインド並みの、速さが記号化する寸前の凄まじさで音質もダイナミックになっているし、不協的なピアノやメロディアスなリードフレーズが恐い箇所もあったりしてしっかりレベルアップしてる印象。曲の展開も割と極端で、ほとんどが全力でブルータルに爆走するパートか、聴き手の不安を煽るような不穏な空気を含んだパートで、その中間の、普通に疾走…みたいなかっこよさがあるパートは余りないです。BURZUMのCountやDSO自身も詞に引用した事のあるイギリスの詩人William Blakeも「対立が力を生む」という発言をしていますが、それを音楽で実践している感じで、お互いがお互いを引き立てあい、更にサウンドの神秘性を増していると思います。
ただ、爆走パートが強化されたのは個人的には一概に喜べなかったり…KENOSE以降で特に顕著な、このバンドの不穏なリフ捌きが凄く好きなんですけど、今作はちょっとドラムの音が強すぎる印象も。とは言え、歌詞の一語一語、フレーズの一音一音に深い意味が込められていそうな、深遠で謎めいた雰囲気を感じさせる音は今作でも健在。
ブラック好きなら買いだし、爆走パートの凄まじさからデス好きも楽しめるのではないかと思います。
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3.
カズチン
★★
(2007-09-17 00:12:00)
ジャケの商売っ気の無さは相変わらず。
相変わらずの不穏なリフで期待通りなんですが、
ややドラムの音が大きく、今まで以上にブラストが突っ走るようになっちゃって
今までとは違う、ある種の分かりやすいブルータルさですね。
さらに動と静の極端さが今までよりも大きくなり、いろいろ際立っていい感じ。
攻め方がここ最近の作とちょっと違うけど、
やっぱDEATHSPELL OMEGAだなぁと素直に感じられる作品だと思いました。
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4.
snilor
★★
(2007-10-11 17:08:00)
脅威の前作とは打って変わってサウンドが変化しました。
この作品ではブルータルな出来になり、
所々に使われてる不調和な音やリフが印象的です。
ただ、ファスト部分では前作ミニではちょうどいい具合に仕上がっていたのが、
今作ではちょっとやり過ぎてしまってあるのが残念かも知れない。
しかしドラムの音が大きく、そのプログレッシブなドラミングを
追いながら聞くという一つの快感もあります。
邪悪性は前作よりは薄れたが極まりなく、
VoのMikko Aspaのがなるデス声も健在。
聴けば聴くほど味が出る名盤だと思います。
しかしやはり比べてしまうが、前作と比べてはやや落ちる作品...
変化してしまったDsOですが、三部作の最終作はどうなるのか。
とてもに期待が募ります。
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5.
憂丞
★★
(2008-05-01 23:36:00)
普通にSi~くらいに好きですけどね。
アルバムがコンパクトにまとまってて、聴きやすいです。
まぁコンパクトすぎたかも・・・
でもこういう静と動が交互にくる雰囲気も嫌いじゃないのでいいですけど
なんかブルータルブラックといいますか、、、そういう感じですね。
Clandestine Blazeはこうならなければいいけど・・
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6.
たまねぎ
★★
(2008-05-09 02:12:00)
今更ながらやっと購入。
やはり執念を感じさせる程の凄まじい完成度。
...なのですが、前作のミニと比べるとミドルパートと疾走パートの
切り換えが比較的はっきりしていて、プログレッシブなんだけどキャッチーみたいな...
曲の展開というか、輪郭が掴み易くなったと思います。
勿論あの不穏なリフも健在ですが、かなりメロディックなリフも所々で出てきて、
よりアグレッシブになったDrと相まって良くも悪くも若干メタリック的な感覚が増した印象。
いや、実際そこまで劇的に変わったというものではないですが、混沌とした雰囲気が多少
薄れてしまったのが残念。3rdとミニをブレンドしたように感じましたが、ちょっと物足りなかったです。
とにかく、個人的には前作には及ばず...
でも、やはり一般的な意味での完成度とブラックとしての完成度を併せ持っているのは
見事と言う他ありません。
最終章に大きな期待を込めて...
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7.
零ータム
★★
(2008-11-16 01:55:00)
ブルータルなドラミングとプログレッシブな曲展開や邪悪なリフ等で
前作とは違う手法でブラックを表現したんじゃないかと思いました。
6曲と曲数は少なめで①と⑥はイントロとアウトロみたいなものなので
実質4曲ですが4曲とも大作で難解だけど聴き易いみたいな・・・矛盾してますが。
兎に角DSOにしか出来ない高レベルのアルバムなので買って損は全く無いです。
寧ろ個人的には3rdより好きです。
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8.
Arsenal / Gunners
★★★
(2010-12-21 01:19:22)
今回はブラストが凄いですね・・・・
変拍子やノイジーなギター、そして爆走パートでは異様なまでの速さを見せるドラム等テクニカルさもあり、非常にアバンギャルドな要素を持つ邪悪なブラックが堪能できます。
真性ブラックではあるが本作、かなりプログレ要素も濃く非常に混沌としているのでカオティックハードコアのファンにもオススメできます。
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9.
netal
★★
(2015-01-24 02:28:27)
三部作の二作目で、アルバムタイトルは「神法―呪われ、永劫なる業火へ」という意。
3rdでは濃密であったブラックらしい寒さや荘厳さは大分減り、
異形の神を讃え、蠢く蟲を呼び出すが如きカルティックさやカオティックさが、これに先立つEP『Kénôse』にも勝る程に際立つようになった。
予測不可能なリズムと奇怪なリフ捌き、そして不条理に変わる曲展開等々を以て聴き手を翻弄し、精神を思索と混乱の狭間へと誘う。
硬質かつ激速なドラムも凄まじく、神の偽りへの糾弾或いは神の無慈悲さを象徴するかのようである。
フレーズの切替が唐突過ぎて悪い意味で違和感を覚えたり、静パートが長過ぎる所も少なくなかったり等、三部作の中では粗が目立つとはいえ、
アヴァンギャルドさとブルータリティを両立したブラックを求める人には堪らない作品。
さて、三部作の二作目という事で、相変わらず歌詞も難解であるが、今作の大意としては
「神は現世において人間に苦行を与え(②)、その為に人間は救済を求めて信仰を抱く(③)。
それに抗う者は、周りから孤立した存在として、試練を生きて受けねばならない(⑤)。
故に神に通ずると称する者は、『屍の如く絶対服従を誓え』と人々に説く(①)。
しかし、真の救済とは苦痛を破壊する事により得られるものであるから、それを与える神とは、打破し決別すべきものである(④)。
即ち、神が人間に与える苦痛とは単なる死と恐怖でしかない(⑥)。」
みたいな感じかと思われる。
苦行による信仰の無益さ、であろうか…
気に入り度…85/100
おすすめ… Bread Of Bitterness
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10.
ローランDEATH
★★★
(2020-05-17 10:51:42)
2007年作の4th。
ジャケ画が全てを物語っている。
目隠しされ、暗黒渦巻く奈落の底にどこまでも落ちていくよう。
これぞと言わんばかりの不穏なリフで幕を開ける、不安と恐怖に見舞われると同時に一気に引き込まれる。静寂はどこまでも静かでダーク。そこから荒々しく複雑に高揚していく構成はもはやお約束である。
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発言
評価:
★★★
素晴らしい!!
★★
良い!
★
まあまあ
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