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解説 - フタリノワタシ
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-07-11 13:06:00)

2007年発表の、メジャーでは初となるフルレンス。
まさかこの人達がメジャーに行くとは…いや、実力的には当然過ぎるくらいなんですが、
前作を聞く限りどこか病んだ雰囲気があったので、今回のメジャー移行には驚きましたね。
打ち出しているジャンル名は「クラシカル・アート・ポップス」らしいですね。
その名の通り、コンポーザーの松本さんの音楽理論に精通した完成度の高く劇的なアレンジと
クラシック寄りのメロディをフィーチャーした曲を、華やかさの中にどこか残酷さや妖艶さを
感じさせる鮎さん、クラシック的歌唱とポップス的歌唱を使い分ける観月さん、ガールズ
ポップっぽいそれ程癖の無い声質の真理絵さんと、三者三様のヴォーカルが歌うという感じ。
メタラーには観月さん、ポップス好きには真理絵さんのヴォーカルが受けそうですが、私的には
鮎さんの歌声が凄く好きですね。巧いのは勿論、技術では図れない華のある声質の持ち主。
…ここまで書くと、完成度は凄く高そうに思える、というかめっちゃ高いんですが…。
メジャーに行った弊害なのか、前作「Le Blanc et Noir」での「kvlt」で病んだ雰囲気が
綺麗さっぱり無くなっている上に、前作のタイトル曲のような一撃必倒のキラーチューンの
数も大幅に減ってる…全体的にかなり普遍的なポップスに近付いてしまった感じがします。
例えて言うなら、メジャーのシーンに戦車で雑魚共を轢き潰しながら殴り込みをかけることが
出来る実力を持ったアーティストが、新入社員の面接の如く礼儀正しくシーンに入ってきた、
言葉は悪いし失礼だと思うけど、そういう印象を受けるアルバム。とはいえ、「hands of
doom」なんかは前作を基準にしても充分キラーと言えるし、孤高の名曲だとは思いますが。
まあSOUND HORIZON「ELYSION(組曲)」、志方あきこ「RAKA」、霜月はるか「ティンダーリアの
種」、片霧烈火「空の軋みと歪める世界の無き、声」など、アマチュアから実力でメジャーに
のし上がってきたアーティストって2ndで本領発揮するケースが多いから、次にも期待してます。



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