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ANDACHT (2007年)
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ANDACHT
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解説 - ANDACHT
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-04-11 23:11:00)

2007年発表の8th。

私は彼らのアルバムは「ZYKLUS」を持っていて、その印象では「独特で良い音楽を演ってるけど、ちょっとカルトすぎるかな…?」という感じでした。とんでもないですね。彼らの力を見誤ってました。これはマジで素晴らしいアルバムです。

「ZYKLUS」と比べると流石にノイジーさは軽減されていますが、やはり空間演出の上手さは超一流ですね。中心に据わるブラック然とした、ややノイジーな真っ黒いバンドサウンドに神秘的なキーボードやトレモロリフ、祈祷のようなノーマル声やねっとりとしたベース等が絡みつき、彼ら独特の音像を作り出しています。SEやサンプリングの使い方も上手く、深遠な恐怖感を演出するのを助長していると思います。

…これだけでももう雰囲気はたっぷりですが、雰囲気だけではなく、曲展開がドラマティックで「魔性」を潜ませたようなメロディセンスも抜群に良いのが素晴らしい。
例え豪速でブラストが炸裂していても、安易に体感速度を上げるようなリフを乗せることなく、上記のような音によって作られる漆黒の靄のような音が上に乗り、それによって深淵の底へと真っ逆さまに落ちていくような感覚を味あわせるかの如き音作りも独特。

ヴォーカルもいかにもブラックらしいキレのあるがなり声からキチ系の絶叫、低音での本能的恐怖を喚起させるようなデス声、魔導書を詠みあげるような威厳に満ちた語り、悪魔への祈りのようなノーマル声など多彩なスタイルを使いこなしてますが、そのどれもが曲の展開に完璧にマッチしているのが凄い。

曲は長めのものが多いですが、これだけ雰囲気が良く、展開もドラマティックとなると、気がつけば音に引きずり込まれて、いつの間にか終わっているという事も少なくないです。
割とマイナーなバンドながら、この耽溺性はEMPERORやLIMBONIC ARTなどの有名なシンフォニックブラックのバンドとも比肩するか、もしくはそれ以上と言っても過言ではないのではないでしょうか。ほんと名盤です!!




2. GOD ★★★ (2008-01-05 18:25:00)

発売した年にレーベルが倒産し、早くも入手困難になった彼らの最新作です。
海外の通販サイトを探し回ってやっとの事みつけた作品。
その苦労に見合うだけの作品で本当に買ってよかったと思います。
彼らの作品を買うのは初めてなんですが、暗さ満天の極悪シンフォニックブラックって感じの作品です。
音質はやや篭りぎみで特にドラムがちょっと奥に引っ込んだ感じですが、ブラックの中では平均以上の音質だと思います。音圧自体はかなりあり、音量も大きいのでチープに感じることはないかと。
曲はもちろんかなり暗く、闇の中に心地よく引き込まれる雰囲気です。
ヴォーカルの表現力も多彩です。また、全編ドイツ語で歌ってるのが新鮮で良かったです。
キーボードの使い方も最高です。ドラムも音が引っ込んでるとはいえ、切れのいいブラストを連発しています。
全体的に欠点がみつからない名盤。
強いて言うなら早く再プレスしてこの入手困難な現状をなんとかして欲しいです。




3. コクーンドルフィーナ ★★ (2008-10-25 09:49:00)

激速ドラム、霧の彼方から聞こえてくるようなボーカル、多彩なメロディ
SEと相俟ってまるで幽霊船にのっているような感覚に襲われる
次々に繰り出される演出は聴くアトラクションだ


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