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LE BLANC ET NOIR
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解説 - LE BLANC ET NOIR
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-03-20 17:47:00)

販売終了作品に収録された曲に、新曲やカヴァー曲を加えたベスト盤。2006年発表。
私はメタルレビューサイトで彼らの存在を知り、初めて聴いたんですがこれは良いですね。
系統としてはALI PROJECTやASRIELなどに通じるゴシック要素を含んだ、優美なメロが
堪能出来るクラシカル・シンフォニックなポップスが中心で、時折綺麗なバラードや
童謡っぽいメロディをフィーチャーした曲、半分舐めてるようなキッチュな曲など多彩な作風。
特にシンフォ系ポップス路線の曲は素晴らしい出来で、メタル音楽のクラシカルな要素や
クサメロなどの部分が好きならば悶絶確定。ど派手なオーケストレーションや、叙情的
極まりないピアノの音色が素敵過ぎです。ほんとに買って良かった…。
ただ、ALI PROJECTやASRIELと比較すると、「MISS RAIN」等を除いて病んだ感性が根底に
流れているという印象も。「この曲を聴け」の方でも書きましたが、「人生リセット」のような
ふざけたポップスでさえもそれが感じられ、上記アーティストよりももっとカルトで人に
勧めにくいイメージ。その分ハマってしまった時の殺傷力は高いと言えるかもしれません。
かなり満足ですが、不満も無いわけではなく、1曲目の必殺のシンフォポップに続く2曲目が
個人的にはイマイチで、その部分の流れがあまり良くない気がします。まあ些細な不満ですが。
ヴォーカルも曲のクオリティに負けず良い感じです。
今回は総勢五人参加しているらしいですが、メインのヴォーカルを務める鮎さんの歌声は
ALI PROJECTの宝野アリカさんを思わせる、ポップな中にも妖艶さを醸し出して聴き手を
翻弄するようなものでかなりツボ。1曲目の歌いまわしなんかモロに影響受けてそう。
早口パートでのリズム感の良さも共通してますね。「くじらへび」では子供の真似をしている
ようなふざけた歌い方をしてますが、そんな歌い方している時でさえ声に伸びがある事からも
上手いヴォーカリストである事が良く分かります。その他のヴォーカルでは、9曲目の
「ZAPHYRANTHUS」で歌っているりんなさんの伸びる高音が素晴らしい。ハイトーン好き必聴。
一応ポップスですが、メタラーに受ける要素がそこかしこに仕込まれている為、ポップスを
馬鹿にしている人にも是非聴いてもらいたいですね。やっぱりポップスは日本が最高!!



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