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KAWALERIA SZATANA (1986年)
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KAWALERIA SZATANA
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解説 - KAWALERIA SZATANA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ガイアナ ★★ (2007-03-17 21:48:00)

86年、3rd。
TURBOは次の作品からスラッシュメタルバンドに変わってしまったようですが、別に突然変異というわけではなさそう。
しんみりとしたバラードタイプの曲は、この時点で既に死滅しております。
ただ叙情性は健在。ギターソロでそれを発散する形で、基本激しいのにソロタイムになると思い切りメロディアスな旋律が流れてくる所なんかはMAIDENも多分一瞬焦るであろうほど決まっている。
早口なポーランド語でまくし立てるヴォーカルが新鮮で、AC/DCの「LET THERE BE ROCK」似の3曲目なんかはとても痛快。
あくまで初期MAIDENの如く正統派メタルの枠内に止まりつつ、疲れないほどに先鋭的でいて叙情的な泣きのメロディーを吐き出すバランスの取れた数多の名曲、これから受ける中毒性は凄く、つい何度も聴いてしまうのだ!名作っ!!
推薦度:★★★★




2. 失恋船長 ★★ (2008-08-23 17:20:00)

1986年リリースの3rdアルバム
東欧圏ならではのもの悲しい叙情性を残しつつも
次の複線ともなるパワフルかつアグレッシブな楽曲が並び
勇壮なメロディがメタル魂を鼓舞します
音質も良くないしプレイも荒いがまくし立てるポーランド語の雰囲気と相俟って
凄く衝動的な力強さを感じる洗練されていない所がまた良いですね




3. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-02-15 22:30:49)

TURBOの最高傑作として、方々でその名を挙げられている'86年発表の3rdアルバム。
ジャケットに描かれたロン毛ガイコツはアンニュイな表情浮かべてますが、内容の方は超やる気満々。鋭角さイヤ増しのリフを刻むGから、時にメロディ無視で攻撃的なシャウト繰り出すVo、唸りを上げて暴れ回るエンジンが如きBに、畳み掛けるように疾駆するDsまで、少々のパワー・ダウンが感じられた2ndから一転、今回は後のスラッシュ・メタル路線の前哨戦とでも言うべき尖がりっぷり&荒れ狂いっぷり。
1stの頃に比べると、共産圏バンドならではのうら寂しい叙情性が薄れている点は残念ですが、ポーランド語の堅い発音が補強するサウンドの勇壮さ、いかにも東側的な厳粛な雰囲気で楽曲を彩る男性コーラス、そしてここぞ!という所で劇的にハモってみせるツインG等、TURBOらしさは揺るぎなく健在。殊に、OPナンバー兼ハイライト・ナンバーのスピード・メタリックな①に始まり、TURBO版“魔力の刻印”といった趣きの②、ヤケクソ気味に突進三昧な③と来て、重厚でドラマティックな④へと畳み込む本編前半の有無を言わせぬ迫力は圧倒的ですよ。
ちなみに本作、BURRN!!誌ではなぜか2度もアルバム評のコーナーに登場していて、最初は41点を、2度目は86点を獲得。レビュアーの好みでここまで評価に差が出るのが興味深いですが(そんだけクセの強い作品ということか)、個人的には断然後者の得点を支持することは言うまでもありません。



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