86年、3rd。 TURBOは次の作品からスラッシュメタルバンドに変わってしまったようですが、別に突然変異というわけではなさそう。 しんみりとしたバラードタイプの曲は、この時点で既に死滅しております。 ただ叙情性は健在。ギターソロでそれを発散する形で、基本激しいのにソロタイムになると思い切りメロディアスな旋律が流れてくる所なんかはMAIDENも多分一瞬焦るであろうほど決まっている。 早口なポーランド語でまくし立てるヴォーカルが新鮮で、AC/DCの「LET THERE BE ROCK」似の3曲目なんかはとても痛快。 あくまで初期MAIDENの如く正統派メタルの枠内に止まりつつ、疲れないほどに先鋭的でいて叙情的な泣きのメロディーを吐き出すバランスの取れた数多の名曲、これから受ける中毒性は凄く、つい何度も聴いてしまうのだ!名作っ!! 推薦度:★★★★