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STYX (1972年)
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STYX
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解説 - STYX
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2016-08-25 00:17:16)

STYXの記念すべきデビュー作なのにCD化はドン尻で、長らく入手困難な状態が続いていた’72年発表の1stアルバムが遂にリマスター再発。先んじて数年前に発売されていた輸入盤を買うべきか否か延々悩んでいた身には福音とも言うべき今回の国内盤CD化で、これでようやくSTYXの全スタジオ・アルバムをコンプリートすることが出来ましたよ。
JOURNEY、BOSTON、KANSASら、アメリカン・プログレ・ハード勢の中では最も早いデビュー&本邦初登場(当時は「スタイクス」表記だった)となった本作は、サイケなアートワークが物語る通り、WOODEN NICKEL時代の諸作同様に産業ロック色はほぼゼロ。そのサウンドは泥臭いロックンロール風味とプログレ風味が支配的で、いきなり13分越えの①で幕が上がる構成、しかもその大作がメジャー移籍以降の華麗なドラマ性よりも、曲中に会話劇や、コープランドの“市民のためのファンファーレ”を組み込んでみたりと、実験色を強く帯びている辺りが時代を感じさせます。
一般的にSTYXの名を聞いて思い浮かべる音楽性とはかなり開きがあるものの、個人的にはこれはこれで非常に興味深く楽しめた次第。アーシー且つハードな⑤は聴いてるだけで身体を揺すられますし、流麗なピアノのイントロからスタートする抒情HRナンバー③、既に見事なコーラス・ワークがフィーチュアされている(日本でもシングルカットもされた)④みたいな、後の飛躍を予感させるメロディアスな名曲/佳曲も収められていますしね。
真っ先に聴くべき作品ではありませんが、STYXに興味を持たれたならば避けては通れぬ1枚かと。



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