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TRANSFORMALIN (2006年)
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TRANSFORMALIN
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解説 - TRANSFORMALIN
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-03-03 00:23:00)

2006年発表の1stアルバム。

音楽性は、端的に言うとノイズやキーボードをメインに据え、Nattramnのヴォーカルを乗せたインダストリアル色の強いダークアンビエント。勿論ノイズは攻撃性よりも、じわじわと精神を侵蝕するような音である意味心地良いかも。ヴォーカルはSILENCERのような金切り声は使用していませんが、芝居がかった演説調の語りを中心に呻き声や半泣きの哀願風の叫び、すすり泣きなどが用いられしっかり病気なので安心して下さい(笑)。

例えこのCDが出た経緯を全く知らない人を十人集めて聴かせたとしたら、おそらく10人とも「病んでる」「暗い」「怖い」「不気味」と評価するであろう恐ろしげで病的な雰囲気ですが、こういう雰囲気をアンビエントみたいな重層的なアレンジが必要とされるジャンルで表現するのって難しいのではないでしょうか…。

クレジットを読むと、この作品は2004年から2005年にかけて、セラピーとリハビリの過程で作られた、というような事が書いてありますが…SILENCERはNattramnが精神病院に収容されて解散したというのは本当なのかもしれませんね。でも、衝動を撒き散らすタイプならいざ知らず、こういう前衛的な作風でしっかりしたものは単なる狂人には絶対出来ないはず。SILENCERも曲のクオリティはかなり高かったし、この人実は天才なのかも…?

病んでて、更にその病巣を表現できる才能を持っているというのはある意味最強です(笑)。SILENCERの狂気に惹かれた人で、アンビエントに興味があればかなりお勧め。逆にSILENCERの極端なヴォーカルをネタとしてしか聴けない人には決してお勧め出来ない作品。



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