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EATIN' AIN'T CHEATIN' (2006年)
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EATIN' AIN'T CHEATIN'
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解説 - EATIN' AIN'T CHEATIN'
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1. cozy_ima ★★ (2007-01-27 22:40:00)

ラットンロールの再来か?2006年リリース
一生を通じて、衝撃的な作品というものに、どれだけ巡り合えるだろうか。
毎年1枚巡り合えるということは、かなり難しい。
80年代後期以降、特にそういう衝撃的という言葉が合う作品とは出会って
いないように思う。
VAN HALENの1ST,メイデンのキラーズ、RATTのミニ1ST、
BLACK AND BLUEの1ST、WARRIOR等々、本当に限られてしまう。
このSweet Cheaterは、その衝撃的という言葉が、本当に
久しぶりにぴったり合うバンドだ。
彼らが単にラットに似ているだけであれば、私はあえて
声を大にして、お勧めはしない。
ラットの最も良い部分を見事に消化し、かつ優れている
部分がかなりある。
1)まずラットが初期(ミニアルバムと1STフル)で見せていた
タフさが前面に出ている。
2曲目のタフさには、感動する。ベースのうねりがすごい。
このギターリフは、ロビンクロスビーのセンスに肉薄というか、
同レベルだろう。よく衝撃が走る、というが、じわーっと、
手に汗握る。すさまじい興奮を与えてくれる。
2)そしてメロディが充実している。ラットは、かっこよかったが、
メロディがすごく淡白で、正直2ND以降は退屈、という印象が
強くなってきたが、SWEET CHEATERはバラード系もあり、
メロディがぎらっと光っている。
ラストナンバーは、BON JOVIのサウスバウンドトレイン風で、
アメリカンハードロックの真骨頂である。
3)あとポイントの高い要素として、ラットはボーカルが、中低音
中心で、メロディの淡白さとあいまって、煮え切らない印象が
常に付きまとっていたが、このSWEET CHEATERは
中高音中心で、ラットより、すかっとする。
ただ、ボーカルは、かなりスティーブンパーシーを意識している。
4)全体的な印象は、ラットからウォーレン色を消したような感じ
だろうか。私は、ウォーレンの流麗なソロは支持するものの、
楽曲センスや、リフは、いまいち、というか、いまさんだった。
よって、そのウォーレン色がない、このSWEET CHEATERは完璧だ。
ただ、はっとするようなギターソロはない。欲を言えば、
それが唯一の難点であり、逆にそのギターヒーロー的な
要素がないからこそ、ここまで素晴らしい作品に仕上がったと
思う。
と、ここまで書いておいて、実はこのバンド、どうも89年に
活動していたらしい。このアルバムは、レコード会社が掘り当てた
宝山である可能性が高い。
素性不明の妖しいバンドだが、中身は『衝撃的』以外のなにもの
でもない。
アメリカンハードロックの懐の深さをあらためて思い知らされた。



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