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VERMICULATUS (2006年)
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VERMICULATUS
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解説 - VERMICULATUS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-01-25 19:30:00)

2006年発表の2nd。
47分の大作インストを一曲のみ収録。
このバンドは某Disk Hellのレビューにて、borisを始めとしてANAAL NATHRAKHやOPETHが
引き合いに出されていて、一体どんなバンドなんだろうと気になりEncyclopaedia Metallumで
概要を見ると、ジャンルが「エクストリーム・アヴァンギャルド・プログレッシブ・スラッジ・
ドゥーム・グラインド」との表記が…いても立ってもいられず衝動買いしてしまいました(笑)
音は前半はアコギやキーボードを取り入れたりして雰囲気を出したり、低音を効かせた上に
奇妙なリードフレーズを入れたりプログレッシブな感性が発揮されつつもバンドサウンドで
聞かせ、それ程「メタル」の範疇から離れていない感じの音を出してますが、途中の何匹もの
蟲が耳に集って離れなくなるようなノイズが現れた辺りから一転、音響の世界に足を
踏み入れます。その後半もノイズの中からキーボードが現れたり、叙情性は微かにありつつも
ヘヴィな前半以上に耳に優しくない音。ラストは鬱な余韻を残しつつ締め…どっと疲れが(笑)
そんな感じの合成魔獣的な音楽ですが、個人的にはこの作風なら前後半で分けても良かったかも。
どっちのパートも良いんですけど、出来れば別々に聴きたい感じ。前半のバンドサウンドを
聴いてる内に後半のスラッジ/ドゥームパートを聴きたい欲求が萎えてしまう事もしばしば。
とはいえ、その流れで聴く事を強制する辺りにこの作品のカルト性があるのかもしれませんが。
でも折角グラインドがルーツにあるんだから、それこそ速すぎて音が記号的な意味しか
持たなくなるようなファストパートもあったらもっと面白かったのになぁ。
かなりユニークな音源ですが、実験好き以外にはあえて勧めません(笑)



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