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Recent 50 Comments



1. 野崎 ★★ (2006-06-04 02:19:00)

これ、伊藤政則がやった「the glory of british rock」っていうシリーズの一つとして国内盤で出されたらしく
それなら知名度も、解説にはマイナーと書いてあるけど、さぞかし有るんだろうと思って
登録する前に検索して調べてみたら・・・・・・三人しかレビューしてない。す、好きなんだけどなあ。
邦題の「我が王国よ」ってのも良いじゃないですか。
僕がハードロックに求めている野蛮さは皆無ですが、まず歌のメロディが抜群に良い。
ポップ感が強いんですが切なく、胸を締め付ける。力強く、儚く歌います。
それに、ただ単調なだけでもなく若干凝った、しかし捻くれた印象を全く与えない歌。
そしてそれを支える楽器ですが、「適当にやった」とは絶対に思わせない綿密すぎるアレンジ。
しかも「歌のための伴奏」に終わることなく、間奏もしっかりと凝っている。展開も当然します。
「地味」というのが一般的な言われ方だそうですが、違うんです。ちょっと「華やか」じゃないだけなんです。ちょっとです。いやホントに。




2. はっちゃん ★★★ (2013-12-31 20:11:07)

だから発掘作業はやめられないんだよな。

コレ凄い作品です。クサヤにも匹敵する濃厚な英国臭にクラクラします。
このアルバムがリリースされた71年といえばHRバンドが玉石混交、百花繚乱の時代で、プログレも
いわゆる四天王も含め、あまたのグループが精力的に活動していたいわばカンブリア紀。
レコード会社も規模の大小を問わず多くのレーベルがロックバンドを託っていました。
しかしどんな世界でも需要の見込めないものは淘汰されてしまう。悲しく厳しい現実。
このARCもひょっとしたらそんな現実にぶつかって砕け散ったのかもしれません。

↑野崎さんもおっしゃってますが、このバンドはアレンジと展開そして楽曲単位での構成が見事です。
メロディももちろん魅力的なんだけど、特にアレンジ能力がすごい。プログレ的ではない展開も
意表を突かれます。なんとなくメンバーの中にアカデミックに音楽を学んだ人間がいそう。
コーラスワークもハリの無いYESみたいで随所で主張していてホント面白い。

こういう出会いがあるから発掘作業はやめられないんだよな。



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