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Joint Forces (????年)
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Joint Forces
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解説 - Joint Forces
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Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-05-26 01:47:54)

SAMSONというと、NWOBHMの端緒を飾った1st『SURVIVORS』、現IRON MAIDENのブルース・ディッキンソンが歌っていた2nd『魔人襲来』と3rd『魔界戦士』、新Voにニッキー・ムーアを迎えてバンド史上最高セールスを記録した4th『魔界の嵐』辺りまでの活動はフォロー出来ていても、それ以降となると一体どこで何やってたのかさっぱり…というHR/HMリスナーも少なくないかと存じます。(俺のことなんですが)
本作は、元々はポール・サムソン(G)のソロ・アルバムとしてレコーディングが進められていたところ、レーベルからの要請で結局SAMSON名義で’86年にリリースされるに至った作品で、二代目フロントマンのニッキー・ムーアや、GILLANのジョン・マッコイ(B)という元メンバーが集って制作されただけあって、そのサウンドは正しくSAMSON以外の何者でもない、むしろSAMSONの総決算というべき内容に仕上がりとなっています。
マッコイのBがブリブリと唸りを上げるパワフルな疾走ナンバー①から、ブリティッシュHR然とした哀愁と気品を漂わす⑤、ポールのあばれはっちゃくなGに先導されて突っ走るGILLANタイプの⑥、洗練を感じさせる哀愁のメロハー⑦、ゲスト参戦のコリン・タウンズが奏でるピアノと、ムーアのねちっこい歌い回しがタメの効いたドラマティックな曲調をより一層引き立てるバラード⑩に至るまで、収録楽曲は名盤としてファン人気の高いブルース時代のアルバムと比較しても全く遜色のない出来栄え。
ファン人気の高い初期作にも比肩し得る、何ならSAMSON入門盤としてお薦めできるクオリティを誇る名盤。日本盤未発売なのが不思議でならないぐらいですよ。




2. 失恋船長 ★★★ (2023-06-17 11:58:20)

解散したSAMSON。同年にはブルース・ディッキンソン時代のベストをリリースされたりしていたが、その際にゴット伊藤氏から、ブルース以外は凡人みたいな批評を受け完全に死んでしまいました。
それだけに今作のリリースは当時、あまり語られることもなかったと言われています。本来はポール・サムソンのソロ名義だったが紆余曲折を経てバンドになったと言われる。
ハッキリ言ってドラム以外はSAMSONに在籍したもの、ベースのジョンもシングル盤で演奏していますね。あとニッキー・ムーアとはMammothで一緒だったはずなので、このラインナップに違和感はない。
再びニッキー・ムーアのブルージーな歌唱スタイルをフィチャーしたサウンドはSAMSONの歴史を総括したような内容であり、ポール・サムソンというソングライターの存在を知らしめるに相応しい内容です。NWOBHM時代から滋味深さで勝負していただけに、今作の方向性に違和感はない。しかしブルージー路線はWHITESNAKEもどきと感じると厳しいでしょうね。
オリジナル盤は9曲、CD化の際に⑦が増え10曲入になりました。
今作単体で仕入れるよりもJoint Forces: 1986-1993タイトルで2枚組が出ていますので、興味のある方はそちらがお得でしょう。



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