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DON'T GET MAD - GET EVEN (????年)
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DON'T GET MAD - GET EVEN
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解説 - DON'T GET MAD - GET EVEN
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1. 失恋船長 ★★★ (2023-06-16 06:33:26)

単体でのCD化はないのだが2017年にThe Polydor Yearsという3枚組が世に出ているが、そこで今作を確認出来る。オリジナルは1984年、10曲入で、ちゃんと国内盤もある一枚。当時の評価は知る由もないが今日まで話題になっていないのだから評価も高くないのだろう。

前作よりもメロディの強度を強めた印象が強い巨漢を震わせ歌い上げるニッキー・ムーアのブルージーな歌声、前作以上に艶のある滋味深いギターで魅了するポール・サムソン。強弱を生かせる奥行きのあるリズムプレイは屋台骨を支え更なる深みをもたらしている。

とにかく今までの中で一番バランスが良い。メリハリを効かせた楽曲構成、唄を前に出しつつもギターも派手に見せ場を作り、リズム隊に暇を持て余す時間は無い無駄を省いたアレンジ。厳ついだけじゃない間口の広さは多くのファンを迎え撃つだけの魅力がある。
当時のブリティッシュハードシーンにおいてデフレパートの成功は一つの雛形だった。そういう時勢を鑑みると、この路線は大いに支持できる。なんと言っても中途半端なポップ化を計り大失敗したバンドは数多、多くの同胞達が討ち死にを果たす中で、SAMSONは看板を守り新しい事に果敢に挑んでいる。
今どき、このバンドを聴く若い人も少ないだろうが、ブリティッシュハードに興味のあるマニアには是非ともトライして欲しい一枚ですね。



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