フィンランドのゾンビ・メタルバンドの3rd アルバム。そろそろネタ切れかなって不安に思っていたが、そんな心配は無用。デビュー作のインパクトには及ばないものの ヴォーカルのLordi はダミ声とカナキリ声の使い方を今まで以上に使いこなしているし、バックコーラスにしても本作では「They Only Come Out At Night」のようにコミカルな処理をしたりして随所に工夫がみられる。本作の最初に収録されている「Scg3 Special Report」はキャスターと現場にいるレポーターとのやり取りの様子をナレーションしたもので街にゾンビが現れて市民が襲われて・・・といった状況を描いている。前作、前々作でも一曲目はイントロダクションとして短いSEが入っていたが本作は4分程度続くのでちょっと長いけどゾンビ映画の一場面を彷彿とさせるので個人的には嬉しい演出。続く「Bringing Back The Balls To Rock」はまさにゾンビ達が元気に暴れてますって感じの勢いがあるヘヴィロック。この流れは最高!また、絶妙なアンサンブルにメロウなギターソロが展開される「The Kids Who Wanna Play With The Dead」、本作で特にEnary のキーボードを随所に配した「Good To Be Bad」や「Supermonstars」など歌メロそのものは従来と変わらないのにアレンジの面ではかなり工夫しているのでマンネリ感は少ない。
HARD ROCK HALLELUJAHのPVを見て 興味半分で買いました。(日本盤・DVD付) 予想以上にイイ・・・というか、 ハードロック~よりも良い曲が沢山入ってて、 かなりお買い得でした。 他の2曲も良い曲で、PVの出来もグッド。 見てくれのハードルは高いですが、それを超える価値のあるバンドです。
「ロックとはエンターテインメント」を体現しているバンド。 アラヤさんもおっしゃっている通り「TRASH」「HEY STOOPID」辺りのアリス・クーパーとオジーのSHOT IN THE DARKの感覚+ロブ・ゾンビ といった感じで、見た目から想像できる音よりもかなりポップでキャッチーで、スローテンポ。KISSっぽさはあんまりサウンドからは感じないが、それ以外の部分で共通点もある。 見た目の面白さだけでなく、それなりに良い曲を作る事も出来るバンドである。 ただ、この音楽を普通の見た目のロックバンドがやっていたら、こんなに売れてないだろう。戦略の勝利である。 オリジナリティーに乏しいがいい曲をやっているので、このバンドならではの武器をこれから身につけて行ってもらいたい。いい曲が書けるという事は、それ自体が大きな武器なのだ。
このバンドは過小評価されてないかな? レコード屋でフィンランドで大人気と書かれたポップ見て衝動買いしたら、拾い物どころかお宝発見だった。 コーラスのキャッチャーさは歴史に残るレベルで、何年経っても耳にこびりついて離れず、どうしてくれるんだと笑。 編曲、パフォーマンス、PV、計算された作りが秀逸で舌を巻く。 このアルバムには名曲would you like a monstermanも入っていて、6、7もキラーチューンで、この3曲でも満足だが、他にも見どころ満載、聞けば聞くほど彼らを愛してしまう。 ハロウィンのお祭りにhelloweenよりも似合う傑作だ。