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CRUSHING THE HOLY TRINITY
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CRUSHING THE HOLY TRINITY
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解説 - CRUSHING THE HOLY TRINITY
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2006-02-25 10:39:00)

現Deathspell OmegaのヴォーカリストMikko Aの運営するレーベル「Northern Heritage」に
所属するバンドの音源を集めた、3枚組のコンピレーションCD。2005年発売作品。
「FATHER」
収録バンドはDeathspell OmegaとStabat Mater。
Deathspell Omegaは一曲のみ収録で20分を越える大作主義、アコースティックパートも
含むプログレッシブな曲構成、カオティックなギターリフとミニアルバム「KENOSE」と
同じ路線なんですが、更にこの曲では3rdにも表れた鬱メロディがかなり取り入れられており、
より不気味な雰囲気に仕上がってます。もはやブラックメタルの首領的な堂々たる音世界で
これだけでも元は取れたとも思えるほどに素晴らしいです。
Stabat MaterはMikko Aのバンドですが、ブラックではなくフューネラルドゥーム。
バンド名の意味は確か「聖母」だったかな?そういうだけあって、女性ヴォーカルも
入れた不気味で邪悪な音を出してます。私はドゥームって詳しくないんですが、
こういうのばかり聴いていたら体調悪くなりそう…。
「SON」
収録バンドはMusta SurmaとClandestine Blaze。
Musta Surmaはテンション高めなプリミティブブラックで、特にドラムの音が良いです。
バンド紹介の担当楽器の欄に「Members and weapons」とあるのが印象深い…(笑)
この「SON」のパートは他よりも一層アングラ色が濃いような気がします。
Clandestine Blazeは3rdを先に聴いてましたが、相変わらずのアングラブラックですね。
他のプリブラバンドとは違う、Mikko Aのドスの利いたヴォーカルがはまりまくりです。
収録曲の制作時期は2002年ってあるから、大体3rdと同時期の曲なのかな?
3rdで不満だった音の小ささが解消されたのは嬉しいですが、更にノイジーになってます(笑)。
「HOLY SPIRIT」
収録バンドはMglaとExordium。
このコンピレーション、全体的に良かったんですがMglaは中でも大当たりでした。
曲自体はDARKTHRONE系の紙ヤスリ音質のプリミティブブラックなんですが、リフのメロウさが
やばいです。特に4曲目なんて名作「Transylvanian Hunger」に匹敵するかも…。
ヴォーカルもMutiilationみたいな不気味な擦れ方で非常にかっこいいです。
Exordiumはイントロでシンフォニック系かと思わせておいて、本編は高音域のノイズを
たっぷりと含んだプリミティブブラック…って、プリミティブ多すぎですね(笑)
所々メロウなパートも含む曲はかっこいいけど、この音質でスローな曲は少しきついかも。
このアルバム、約5000円もするので購入を躊躇ってましたが、こんなに素晴らしいなら
もっと早く買えば良かったです。Northern HeritageはMikkoが社長だけあって、
バンドの選択眼は確かですね…。知らないバンドが多かったのも購入を躊躇わせる原因でしたが
どのバンドもプリミティブ系がいければかなり楽しめるかと思います。特にMglaは掘り出し物でした。



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