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IN HARMONIA UNIVERSALI (2003年)
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解説 - IN HARMONIA UNIVERSALI
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2005-12-11 22:18:00)

2003年発表の4th。

CDショップで安売りしているのをたまたま見つけ、そういえばノルウェーのメタルを調べてるとSOLEFALDって名前良く聞くなぁ、って事で買ってみたんですが、なんなんでしょうこの恐ろしいまでのレベルの高さは…

ジャケに貼られているラベルによると「New Dramatic Black Metal」と言うことですが、確かに時折登場する疾走パートや引き攣るようなフレーズ、凄い速さで刻むリフ、しわがれたデス声などはブラックに通じます。でも曲自体はメロデス並にメロディアスだし、クラシカルなキーボードもかなり入ってるし、キャッチーな歌メロはあるし…。

曲によってはいきなりサックスが入ってムードたっぷりの雰囲気になったり、キーの効果で天使が舞い降りてくるかのような荘厳さを醸し出したりして凄く個性的な音楽です。作曲、編曲能力が高くメロディも抜群に良いせいか、こういう様々な要素を融合したプログレッシブな音楽性でありながら、初めて聴いても「良い!!」と思えるほどによく纏まっている素晴らしい作品です。

アヴァンギャルドな感覚を狙っているというよりも、良い曲を作るためにそういった要素を取り入れている感じを受けました。おそらく普通の音楽ファン…は少し厳しいかもしれませんが、メタラーが10人聴いたなら10人ともがこのCDを「芸術作品」として褒め称えるんじゃないでしょうか。

ちなみにヴォーカルはデス・ノーマル両方使います。
ノーマル声はARCTURUSやOPETHにも通じる、まろやかで深みのある声。個人的にこういうヴォーカル大好きなので、アルバムを通じてたっぷりフィーチャーされているのがとても嬉しいです。デス声の方は、喉の奥からうめいているような感じ。ブルータルさはあまりないですが、不気味でなかなか良いと思います。

ほとんど気まぐれで買いましたが、ここまで凄いとは思わなかったです…ARCTURUSといい、ノルウェーのバンドって進んでるなぁ…




2. mokusatu ★★ (2006-07-01 01:56:00)

何故こんなマイナーなバンドまで登録されてますか・・・いやいや嬉しい限りなんですけども。メンバーの片割れ・LazareはBORKNAGARにも参加してますか。
音楽的には、メタルの範囲内に収まるプログレッシブな展開に、北欧叙情満載のハモンドやパイプオルガンやサックスが乗り、さらにこれでもかとボーカルハーモニー(と呟きデス声)が歌い上げるという・・・えっと・・・メロディック・プログレッシブ・メタルだろうか・・・アメリカのマイナー・プログレ・メタルに対するノルウェー・ブラック界からの返答と言えますかね、誰も返答を期待してないとは思うんですけど。
他の作品は未聴ですが、アングラを出自としながらまっとうな音楽へ進化た感じが、絶対何か、他のバンドに例えられそうだーとしばらく思い返した結果、プログレッシブ・ヘヴィ・メタルと言えそうな立ち位置が ORPHAND LANDの3rdに近い、というか、音像は全然違って軽いんですけど、アングラな魅力がかなり消え失せて別物になっている点が似ているように思います。
悪く言うとデス/ブラックとしては薦められないんですけど、その視点は完全に間違いで、「ブラック的妖気を取り込んだプログレッシブ・メタル」が「よく分かんないブラック・メタル」として安価で投げ売られてる市場は何かが間違っているとしか思えない。
ノルウェー・ブラックの多様性を強く顕示する優れたメロディック・メタル・アルバムで、前作や次作に対する興味も尽きません。シンフォニックでも何でもないですがARCTURUSの1st、ノルウェーじゃないですがAMORPHISの2ndくらいのレベルに達しているアルバムだと思います、が、打ち込みにしか聴こえないドラムは何とかなりませんでしたか (実際そうなのか?)。



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