Taakeの3部作の最後の作品。私は3部作全部聞きましたが、これが一番キャッチーで聴きやすく、ブラックメタルを聴かない人でも楽しめる作品になっていると感じました。音質も若干ギターがノイジーですが(それがまたいいのですが)良好だしバランスもいいです。
というより、このメロディーセンスはもはやブラックメタルという枠を超えています。本当にHostのメロディーセンスは素晴らしい。リフどころか、バッキングまで泣けます。1曲目後半、3曲目、4曲目後半、6曲目前半、7曲目後半は、いつ聞いても涙が出てきます。
ブラックメタル的観点からすると、やはり最大の魅力は邪悪でハスキーなボーカルでしょうか。相当いい声しています。絶叫しています。時々全面に押し出されるベースも魅力ですね。ブラックメタルでこんなにはっきりベースが聞こえる、それどころかいい仕事しているバンドもめずらしいですね。ドラムも相当上手いです。巧みです。
本当に美しくて泣けるブラックメタルが聞きたい方、ひっちょうです。