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大好きですNehemah。
ジリッとしたノイジーで程良く厚い音質のプリミティブそのものな音楽です。
楽曲のほうは疾走する印象が無く、ミドル～スローテンポがほとんどですが、ブラストでドッと塞ぎ込む展開もあります。
そのうえ曲が割合長めです。しかし終止禍々しさが渦巻いてますのでダレさせないです。
3rdと比べるとメロウさは少ないのですがその分攻撃的だと思います。
特筆すべきは#5ではないでしょうか。この曲のためだけに買って損は無いです。
8分以上に渡って反復するリフセンスが素晴らしい。「Nehemah~!」のフレーズと共にギターが重なり熱いドラムが
目立つところは鳥肌もののカッコ良さです。#7では延々とプリミティブなリフを奏でた後に、冗長を紙一重で回避
すべく#5に似たリフを更に反復して幕を閉じます。この曲も個人的にはかなりのお気に入り。
プリミティブ好きな方は必聴盤だと思います。個人的には3rdよりやっぱりこの1stですね。この2曲が余りにも格好良い。
ちなみに#6あたり聴いてると、このVoは普通に歌ってもかなり上手いんじゃないかと思うくらい良い声してます。

02年発1st。
②ファストブラック・・・③シンフォブラック・・・などと聴き流していると楽曲の長尺さにいつしか寝るんですけど、⑤「NEHEMAH IN VULVA INFERNUM」の旋律で起きます。対比として⑥「I WILL SLEEP～」の疾走感もよく、締めの大曲⑦「MISTY SWAMPS」の力強い反復ブラックのストイシズムに感動しますね。ドッカンドッカン進むドラムが格好良すぎる。
で、また頭から聴き直すと全部いいじゃん!!となりました(長いですけどね)。
全体的にSEによるムード作りがとても上手で、ベースがそこかしこでいい仕事をしています。NEHEMAHはこれしか聴いてませんが、Corven(Vo.&B.)はそのうちHugh Mingay(ARCTURUS)みたくなって欲しい。
個人的にはDARHTHRONEの3rd+MARDUKという感じで独自性はそんなにない気もしますが、単調さに惹きつけるものがあるということは「分かってらっしゃる」のだと思います。これは次作も買わないと。

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