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THE ULTIMATE INCANTATION (1992年)
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THE ULTIMATE INCANTATION
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解説 - THE ULTIMATE INCANTATION

1992年11月16日、Earache Recordsよりリリースされた1stアルバム。
東西冷戦下の東側諸国に組み込まれていたポーランドでは思うような活動もままならない状況下であり、バンドは機材等を手作りしながら活動を行っていた。また、デモ・テープ制作にて、レーベルのコピーを取るために汽車で3時間かけて首都ワルシャワまで行かなくてはならなかったという逸話も残っている。デモを制作する直前となる1988年にはドラマーのDocが加入。
1989年にデモ『Necrolust』を制作。1990年にはデモ『Morbid Reich』をリリースすると、1万枚近い売り上げを出し、バンドはEarache Recordsの目に留まる。こうして、Vaderはレーベルとの契約にこぎ着ける。バンド結成から実に9年が経過していた。
カバーアートはDan Seagraveによって描かれた。
"Dark Age"にはミュージックビデオを制作された。

Recorded:1992, Rhythm Studios, England
Producer:Paul Johnson
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. noiseism ★★ (2005-08-15 18:20:00)

デビューアルバム。正直言ってVADERのアルバムでは一番まともなデスメタルを聴かせる。
DEICIDEとかMORBID ANGELなどからの影響が強いピュアなデスメタルって感じで、独特の音をしているわけではないが、中々格好よい。
演奏も上手いし。




2. 銀行員 ★★ (2005-10-09 02:01:00)

余りにも書き込みの少ない・・・
確かに当時もほとんど話題にならず、2ndで突如沸騰って感じだったな・・・
あのDRAGONを生んだPOLANDのBANDと信じられないほどのハイパーデスをしてたのにね。
個人的にはROCK HARD誌のオムニバスでVICIOUS CIRCLEを聴いて即ゲットした思い入れの
強い作品。フツーにTOYSから日本版出てたしね。
これも正統派デスの傑作。



3. ICECLAD RAGE ★★ (2007-04-14 22:54:00)

音が小奇麗にまとまってる感のある1992年発表の1st。
2nd以降のような暴走感は薄めですが、ドックのドラミングはこの頃から凄かった・・・。
可もなく不可もなく、スラッシーなデスメタルの佳作って感じですかね。
後に「LITANY」で再臨するThe Final Massacreの原曲は、ここに収録。




4. じょーい ★★ (2009-07-17 05:35:00)

1st。この作品だけ何故か何処に行っても手に入らない。



5. ムッチー (2012-06-19 22:14:32)

VADERの1stアルバム。当時のメンバーは、Peter(Vo.,Gt.)・Doc(Dr.)・China(Gt.)・Jackie(Ba.)。
1st,それから2ndの頃あたりのVADERは,楽曲に勢いだけでなく,起承転結や構築美も求めていたこともあり,
このアルバムは、VADERで唯一、1曲平均4分を越えているアルバムですね。
しかし、やはり、VADERは、もっとストレートでシンプルに突き進むタイプの音楽性が合ってると思う。
それに、ギターリフも弱いし、なんだか印象に残りづらい曲が多いですね。
デビューアルバムということでしかたないのかもしれないですが、
音質も安っぽくて迫力に欠け、Peterのデスヴォイスも、なんか吐きそうな酔っぱらいみたいな(笑)。

普通のバンドの1作目としてはそれなりに上質だと思いますが、
このままだったらきっと埋もれてしまっていたんではないかと思えます。
そういう意味では、次作、2ndで化けたという評価にも頷けます。




6. N男 (2016-05-15 20:35:41)

よほどこのプロダクションが気に入らないのか、大半が後に再録されるというSuffocationの2ndのようなことになっている。
でも、彼らの経歴は苦労の連続だったのでこの頃の制作に対してただならぬ思い入れがあっても全く不思議ではない。
ピーターのヴォーカルが一番デスメタルしてるのはこのアルバム。
デスヴォイスをやや無理して絞り出してる感が拭えないが、曲の出来は相当のモノ。
ハッキリ言って、最近の彼らより魅力的なリフが多いと思うし、展開にもフックがある。
ドックとドラムプレイもこの頃からタイトで、スピーディだ。
プロダクションのせいで中途半端な感じになってしまっているのが残念だが、曲は良いです。
おススメは②、③、④。
[★★★ ]




7. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-06-10 02:10:23)

「ポーランドにVADERあり」と、一躍その名をHR/HMシーンに知らしめた'92年発表のデビュー作。(邦題『秘術』)
帯に刻まれる《世紀末を彩る霊的攻防戦に、我参入せり》なる惹句や、収録各曲に冠された“磔刑の魔徒”“聖者の首級”といった大仰な邦題の数々から迸る、飛ばしまくっていた90年代前半トイズ・ファクトリーの俺ジナルなセンスに痺れる本作ゆえ、さぞかしオドロオドロしいデス・メタルを聴かせてくれる…かと思ったら、この頃のVADER(日本語表記も「ヴェイダー」ではなく「ヴェーダー」)が演っているのは、SLAYERを更に過激にしたようなスラッシュ・メタルだったという。(鼓膜に突き刺さるGソロの狂いっぷりもSLAYER的)
Voは野太い咆哮型デス声ですし、故ドックの苛烈な手技脚技の応酬も既に半端ないものがあり、時にシンセサイザーを用いて荘厳な雰囲気も紡いでみせる手腕はMORBID ANGEL辺りからの影響も伺えますが、全体的にデス・メタル特有の重苦しいドロドロ感は薄く、それよりも音作りを含め、全体を貫く荒削りで前のめりな雰囲気が、本作のスラッシュ・メタル指数をグンと高めています。特に、不穏なSE①に導かれて激烈に走り始めたかと思えば、一転Gソロでは暗黒美を湛えたメロディが紡がれる②、緩急を効かせて禍々しさを際立たせた⑦、本編ラストを劇的且つアグレッシブに締め括る⑫といった、VADER独自の個性が濃厚に息衝く楽曲は出色の出来栄え。
個人的に、彼らのカタログの中では(全部チェックしているわけではありませんが)、最も聴き返す頻度の高い贔屓にしている1枚であります。



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