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久しぶりに良いキラドコを聞いた。疾走曲も多く、悲しげなバイオリンの音から入る9曲目のバラードなんかは、心を打たれてとても良い。
但し、キラーチューンは無い。
どの曲も平均点は超えていると思うが、「どの曲が一番良い?」って聞かれるとはっきりとは答えられないなぁ。
本当に、デビューアルバムとしてはとても素晴らしく、全体を通して聞いていてもかったるくなってこないのだがなぁ。
次作に期待。

SONATA ARCTICAよりも、それに影響を受けたDREAMTALEにむしろ近い雰囲気。
やや擦れたVoは派手さはないもののそこそこエモーショナルに歌えてます、が、
なんか若干鼻声っぽいような。鼻炎Vo。
付加要素は色々あれど基本はメロスピ。
メロディもスピードも演奏力もプロダクションも申し分ないけれど、
全体的に練りが甘いような気がしました。曲の構成など。
Light'n Smokeは尻尾の先までツボを抑えた作りだと思いますが
この曲は個人的に歌メロがあっさり気味なのが残念。
他にもIn Angerはもう少し速いほうが良いとか、Already Knownはちょいソロが短すぎないかとか、
Chance To Changeは中盤の印象的なKeyメロをクライマックスで持ってこないのは何故なのとか
それぞれの曲に惜しいところを感じました。
でもなんだかんだで「よく世に出してくれた」と思わせられる曲やパーツが
そこらのバンドのアルバムより多かったです。それだけに細部が気になると言うか。
かなりのポテンシャルを秘めてると思うので次のアルバムが出ることを期待してます。

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